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陸地綿(リクチメン)

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陸地綿(リクチメン)はアオイ科ワタ属の一年草である。
世界の綿栽培の主力となっている品種である。
紀元前3000年ころのペルーの遺跡から見つかっているという中南アメリカ起源の綿の改良品種である。
特徴は綿毛が長くて細く、製糸用としても紡織用としても優れているということである。
従来は多年草であったものが18世紀に一年草に改良され、大規模栽培が促進された。
別名を帛綿(キヌワタ)という。
草丈は100~150センチくらいである。
茎のつけ根のほうは木質化する。
葉には長い柄があり、互い違いに生える(互生)。
葉は3つないし5つに裂け、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は9~10月くらいである。
花は葉の脇につき、淡い黄色の5弁花である。
一日花である。
萼片は5枚で、杯状である。
副萼が3つあって、これは実になっても残る。
実は直径3~5センチの卵形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、先が尖る。
割れると中から綿毛に包まれた種子が出る。
属名の Gossypium はラテン語の「gossum(腫れ物)」からきている。膨らんだ果実の形をたとえたものである。
種小名の hirsutum は「粗い毛のある」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
実の写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Gossypium hirsutum


★この花が世界の綿を支えると
 思えば不思議静かな姿
☆遺跡から起源を知れば驚きて
 花は静かに語りかけなん
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by ryudesuyo5 | 2011-09-22 09:46 | 秋の花

姫極楽鳥花(ヒメゴクラクチョウカ)

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姫極楽鳥花(ヒメゴクラクチョウカ)はバショウ科オウムバナ属の常緑多年草である。
分類体系によってはオウムバナ科とされる。
「極楽鳥花」の名はつくがゴクラクチョウカ属とは異なる。
原産地は西インド諸島や南アメリカである。
南アフリカ産の極楽鳥花(ゴクラクチョウカ)に比べて全体に小さい。
和名の由来は、花の姿を「極楽鳥」の鶏冠にたとえたものである。
学名からヘリコニア・プシタコルムの名で表示するものもある。
草丈は1~2メートルである。
長い茎のように見えるのは葉の柄である。
葉は長めの楕円形である。
開花時期は周年である。
橙黄色の鶏冠のように見えるのが花(萼片)である。
くちばしのように見えるのは苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)である。
雄しべは5本、仮雄しべが1本、雌しべが1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Heliconia はギリシャ神話の女神ムーサ(Musa)が住んでいたとされる「ヘリコン山(Mount Helicon)」からきている。
種小名の psittacorum はギリシャ語の「psittakos(オウム)」からきている。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Heliconia psittacorum


★姫の名がついているけど大きいよ
 温室の花すらりと伸びて
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by ryudesuyo5 | 2011-09-15 13:25 | 四季咲きの花

ランタナ

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ランタナはクマツヅラ科ランタナ属の常緑低木である。
原産地は中南アメリカである。
国際自然保護連合 (IUCN) の「種の保全委員会」が定めた侵略的外来生物100種のうちの1つに指定されている。
日本でも暖地で野生化している。
樹高は1~2メートルである。
茎の断面は四角形で、棘が生える。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉には硬い毛が生え、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~11月である。
茎先に半球状の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、小さな花をたくさんつける。
花の色は初めは黄色で、のちに赤く変わるものが多い。
そのため、和名を七変化(シチヘンゲ)という。
花の後にできる実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、黒く熟する。
種子は有毒である。
花の色の変化しない黄や白の園芸品種もある。
属名の Lantana はヨーロッパ産の「Viburnum lantana」 からの転用である。花の形や花序が似ていることから転用された。
種小名の camara は「アーチ状の」という意味である。
写真は11月に新宿御苑で撮った。
学名:Lantana camara


★花びらを群がるように寄せ集め
 色鮮やかにランタナの咲く
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by ryudesuyo5 | 2011-08-04 13:12 | 夏の花

白粉花(オシロイバナ)

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白粉花(オシロイバナ)はオシロイバナ科オシロイバナ属の多年草である。
原産地は中南アメリカである。
日本へは江戸時代に渡来した。
園芸用に導入されたものであるが、現在では野生化している。
草丈は60センチから120センチくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は6~10月である。
茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、花径2センチくらいの漏斗状の花をつける。
花冠は筒部が長く先で5つに裂ける。
花の色は赤、白、ピンク、黄色などで、絞りのものもある。
萼片は5枚、雄しべ1本、雌しべ1本である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、熟した黒い種をつぶすと白粉のような白い粉が出てくるところからきている。
貝原益軒が命名したとのことである。
夕方開き、翌朝しぼむので、夕化粧(ユウゲショウ)の別名もある。
俳句の季語は秋である。
属名の Mirabilis はラテン語で「mirari(驚く)」からきている。Mirabilisには「不思議な、素敵な」の意味がある。
種小名の jalapa は「(メキシコの)ヤラッパの」という意味である。
写真は10月に向島百花園で撮った。
学名:Mirabilis jalapa


★お白粉を塗って薄紅頬にさす
 謎の習わし不思議の世界
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by ryudesuyo5 | 2011-08-03 15:11 | 秋の花

百日草 (ヒャクニチソウ)

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百日草 (ヒャクニチソウ)はキク科ヒャクニチソウ属の一年草である。
原産地はメキシコである。
日本へは江戸時代の末期に渡来した。
暑い日差しの下で丈夫に咲き続けるのでこの名がついた。
品種改良も進んでおり、花の形や色は多岐に渡る。
草丈は60~100センチくらいである。
茎は直立し、中空である。
葉は長い卵形で、向かい合って生える(対生)
開花時期は5~10月である。
花径は5~10センチくらいである。
一重咲きのものもあるが、八重咲き、ぽんぽん咲きなどのものが多い。
花の色は赤、白、紫色など多彩である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
学名のジニアの名でも流通している。
俳句の季語は夏である。
属名の Zinnia はドイツ人の植物学者「ツイン(J. G. Zinn)さん」の名からきている。
種小名の elegans は「優美な」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
品種名はプロフュージョン・ホワイト、プロフュージョン・ダブルゴールデン、プロフュージョン・ダブルチェリーである。
学名:Zinnia elegans


★思い切り着飾ってみたの似合うかな
 だって私はメキシコ育ち
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by ryudesuyo5 | 2011-06-29 13:33 | 夏の花

掃溜菊(ハキダメギク)

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掃溜菊(ハキダメギク)はキク科コゴメギク属の一年草である。
原産地は中南アメリカである。
大正時代に牧野富太郎博士が世田谷区経堂の掃溜でこの花を見つけて命名した。
現在では、関東以西に帰化し、空き地や道ばたなどに生える。
好窒素性植物と言われるもので、有機物が捨てられるような場所に生える。
草丈は10~60センチである。
葉はやや長い卵形をしており、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖っていて、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~10月である。
茎先が分かれて、花径5ミリくらいの小さな頭花をつける。
白い舌状花が5枚あり、先が3つに裂けている。
花の真ん中の筒状花は黄色い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
生命力は旺盛である。
属名の Galinsoga はスペインの植物学者「ガリンソガ(M. M. de Galinsoga)さん」の名からきている。
種小名の ciliata は「縁毛のある」という意味である。
写真は1月に小石川植物園で撮った。
学名:Galinsoga ciliata


★掃溜に鶴とばかりに顔見せる
 掃溜菊は整った花
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by ryudesuyo5 | 2011-06-21 07:38 | 夏の花

提琴桜(テイキンザクラ)

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提琴桜(テイキンザクラ)はトウダイグサ科タイワンアブラギリ属(ジャトロファ属)の常緑低木である。
属名の読み方は「ヤトロファ」とするものもある。
原産地は西インド諸島である。
樹高は1メートルから3メートルである。
枝はやや下垂し、楕円形で先の尖った葉がつく。
開花時期は3月から9月である。
暖地では周年性がある。
雌雄同株である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径2、3センチの5弁花を数輪つける。
花の色には濃い紅色や桃色、橙色などある。
「提琴」というのはバイオリンのことである。
葉をバイオリンに見立て、花を桜(サクラ)に見立てたのが名の由来である。
南洋桜(ナンヨウザクラ)とも呼ばれるが、シナノキ科に同名のものがある。
写真は12月に沖縄県本部町の琉宮城蝶々園で撮った。
学名:Jatropha integerima(=Jatropha hastata)


★花の紅少し濃くとも故郷の
 桜偲ばすこの地にあれば
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by ryudesuyo5 | 2010-12-11 09:58 | 四季咲きの花

サルビア・エレガンス

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サルビア・エレガンスはシソ科サルビア属(アキギリ属)の多年草である。
原産地はメキシコである。
草丈は100センチから150センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉にはパイナップルに似た香りがあるところからパイナップルセージ(pineapple sage)の別名がある。
開花時期は9月から11月である。
花の穂をやや斜上させて、濃い紅色をした筒形の花をつける。
花や葉はポプリやハーブティーなどに利用される。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Salvia elegans


★晩秋に赤い花の穂ぴんと立て
 エレガンス咲く芳香を放ち
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by ryudesuyo5 | 2010-11-22 16:26 | 秋の花

木立ダリア(コダチダリア)

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木立ダリア(コダチダリア)はキク科ダリア属の多年草である。
ダリアの原種の1つである。
原産地はメキシコからコロンビア、ボリビアにかけてた地域である。
山地から亜高山にかけて分布し、岩礫地の林の中などに生える。
「木立」と書くと普通は「キダチ」と読むが、この場合は「コダチ」と読む。
皇帝ダリア(コウテイダリア)の別名もある。
草丈は2メートルから6メートルくらいである。
草本だが、茎が木質になる。
葉は2-3回羽状複葉で、互い違いに生える(互生)。
羽状複葉というのは、鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成されるもののことである。
枝分かれを2、3回繰り返して、それぞれの先に羽状複葉をつけて1枚の葉となる。
小葉の形は披針形である。
開花時期は11月から12月である。
淡い紫色をした大輪の花(頭花)をつける。
花径は10センチから15センチくらいある。
舌状花は8枚で、真ん中に黄色い筒状花がある。
写真は11月に千葉市花の美術館で撮った。
学名:Dahlia imperialis


★大輪が風にそよいでざわざわと
 木立ダリアは豪快な花
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by ryudesuyo5 | 2010-11-20 09:47 | 秋の花

頷き姫芙蓉(ウナズキヒメフヨウ)

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頷き姫芙蓉(ウナズキヒメフヨウ)はアオイ科ヒメフヨウ属の常緑低木である。
原産地はメキシコ、 コロンビアである。
本州では温室でしか見られないが、沖縄では自生している。
分類上は、姫芙蓉(ヒメフヨウ)の変種とされる。
大輪姫芙蓉(タイリンヒメフヨウ)の別名がある。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖る。
開花時期は11月から4月である。
暖地では周年開花をする。
蕾の時は上を向いているが次第に下を向き、花は開ききらずにうつむいて咲く。
英名はスリーピング・ハイビスカス(sleeping hibiscus)である。
基本種は赤だが、園芸種にはピンクのものもある。
写真は2月に夢の島熱帯植物館で撮った。
学名:Malvaviscus arboreus var.mexicanus
学名:Malvaviscus arboreus var.mexicanus cv. Rosea(ピンク)


★うつむいて閉じた花びら開かずに
 咲いて花散る頷くように
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by ryudesuyo5 | 2010-11-15 14:31 | 四季咲きの花