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姫沙羅(ヒメシャラ)

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姫沙羅(ヒメシャラ)はツバキ科ナツツバキ属の落葉高木である。
日本固有種である。
本州の神奈川県から九州にかけて分布し、山地に生える。
また、庭木とされる。
夏椿(ナツツバキ)は別名を沙羅の木(シャラノキ)という。
それよりも花も葉も小さいというのが和名の由来である。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
樹皮は滑らかで淡い赤褐色をしており、成長すると鱗片となってはがれ落ちる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には低いぎざぎざ(鋸歯)があり、葉の両面に毛が疎らに生える。
開花時期は6月から8月である。
葉の脇に花径2センチくらいの小さな白い花をつける。
花弁と萼片は5枚ずつある。
花の後にできる実は硬いさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、10月から11月ころに熟して5つに裂ける。
材は器具材、彫刻材などに利用される。
属名の Stewartia はイギリス人の政治家で植物愛好家であった「ジョン・スチュワート(John Stuart, 1713-1792)さん」の名からきている。
種小名の monadelpha は「単体の雄しべの」という意味である。
藪椿(ヤブツバキ)と同様に花弁と雄しべはつけ根の部分で合着している。
写真は6月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Stewartia monadelpha


★群れ成して箱根に生える姫沙羅の
 花を見る日を楽しみに待つ
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花・ガーデニング
by ryudesuyo5 | 2013-06-10 16:09 | 夏の花
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