三葉岩傘(ミツバイワガサ)はバラ科シモツケ属の落葉低木である。 本州の近畿地方から九州にかけて分布し、山地や海岸の岩場に生える。 海外では、朝鮮半島中国にも分布する。 分類上は岩傘(イワガサ)の変種とされている。 基本種との違いは葉が浅く裂けていることである。 樹高は100~150センチくらいである。 葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。 葉の先は尖らず、縁には不揃いのぎざぎざ(鋸歯)があり、3つから5つに裂ける。 開花時期は4~5月である。 枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、花径6~8ミリくらいの白い小さな花をたくさんつける。 花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。 和名の由来は、岩場に生え花の形が傘のようだというところからきている。 園芸上は三つ手岩傘(ミツデイワガサ)の名も用いられている。 属名の Spiraea はギリシャ語の「speira(螺旋)」に由来する。果実が螺旋状になるものがあることから名づけられた。 種小名の blumei はオランダの植物分類学者「ブルーム(Karl Ludwig Blume, 1796-1862)さんの」という意味である。 変種名の obtusa は「円味を帯びた」という意味である。 写真は5月に日比谷公園の野草展(むさしの山草会)で撮った。 学名:Spiraea blumei var. obtusa ★名の由来調べてみれば面白い 三つ手岩傘鎮座まします 植物図鑑 花図鑑 |味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
by ryudesuyo5
| 2013-05-21 16:03
| 春の花
|
カウンター
カテゴリ
最新の記事
フォロー中のブログ
以前の記事
2013年 08月 2013年 06月 2013年 05月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 最新のトラックバック
検索
タグ
日本(238)
中国(141) 朝鮮半島(91) 北アメリカ(57) ヨーロッパ(50) 南アメリカ(43) 東南アジア(25) 南アジア(24) 地中海沿岸(22) 中央アメリカ(21) 南アフリカ(15) 西アジア(13) アフリカ(10) ロシア(10) 台湾(9) オーストラリア(7) ヒマラヤ(5) 北アフリカ(4) 南太平洋(3) 中央アジア(2) その他のジャンル
ブログパーツ
ファン
ブログジャンル
|
ファン申請 |
||