地湧金蓮(チヨウキンレン)はバショウ科ムセラ属の常緑多年草である。 ムセラ属はバショウ属から分離したもので、1属1種である。 中国の雲南省からインドシナ半島にかけて分布し、高山に生える。 名は「地から湧き出た金色の蓮」という意味になる。 漢字では「地涌金蓮」とも書く。 読み方は「チユウキンレン」とするものもあるが、正式名は「チヨウキンレン」である。 英名はチャイニーズイエローバナナ(Chinese yellow banana)である。 草丈は60~100センチくらいである。 葉は長い楕円形で、芭蕉(バショウ)やバナナに似ている。 花の構造も芭蕉(バショウ)やバナナと同じだが、鮮やかな黄色い苞(花序全体を包む葉の変形したもの)に特色がある。 開花時期はは6~10月くらいである。 茎先に花径30センチくらいの花(花序)をつけ、重なり合った黄色い苞の間に上向きに小さな花をつけていく。 花被片は6枚である。 5枚は合着して筒状になり、1枚は離れている。 花の後にできる実は偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)である。 中には小さな種子が入っている。 属名の Musella は「Musa(バショウ属)+lla(小さい)」からきている。 種小名の lasiocarpa は「長い軟毛のある果実の」という意味である。 写真は9月に氷見市海浜植物園で撮った。 学名:Musella lasiocarpa ★照り映える花の姿は蓮のよう 地湧金蓮豪放に咲き 植物図鑑 花図鑑 |味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
by ryudesuyo5
| 2012-08-21 15:38
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