箒木(ホウキギ)はアカザ科ホウキギ属の一年草である。 分類体系によってはヒユ科とされる。 別名を箒草(ホウキグサ)ともいう。 また、観賞用のものは旧学名のコキアの名で流通している。 原産地はユーラシア大陸である。 日本へは平安時代に中国から渡来した。 現在では、栽培逸出したものが北海道から九州にかけて断続的に野生化している。 草丈は1メートルくらいになる。 よく枝分かれをして、細長く先の尖った披針形の葉を互い違いにつける(互生)。 開花時期は8~9月である。 雌雄同株である。 葉のつけ根に淡い緑色をした小花を穂状につける。 花びらはない。 雄花には雄しべが5本あり、黄色い葯がある。 雌花には雌しべが1本で、この中に種ができる。 花の後にできる実は球形の胞果(薄皮のような果皮の中に種子が1個入っているもの)である。 実は「とんぶり」と呼ばれ食用になる。 「畑のキャビア」とも呼ばれる。 紅葉が美しい。 茎は乾燥させて庭箒をつくる。 属名の Bassia はイタリア人の植物学者「バス(F. Bass)さん」の名からきている。 種小名の scoparia は「箒状の」という意味である。 写真は7月に小石川植物園で撮った。 紅葉の写真は9月に京都府立植物園で撮った。 学名:Bassia scoparia(=Kochia scoparia) ★いろいろと役に立つんだ箒木は とんぶりになり箒にもなり 植物図鑑 花図鑑 |味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
by ryudesuyo5
| 2012-08-19 14:39
| 夏の花
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