桜草(サクラソウ)はサクラソウ科サクラソウ属の多年草である。 北海道から九州にかけて分布し、河原や山間の低湿地、草原などに生える。 海外では、朝鮮半島や中国の東北部、東シベリアなどにも分布する。 また、300ほどの園芸品種があり、その半数は江戸時代に改良されたものである。 大盃(オオサカズキ)もそうした園芸品種の1つである。 本種は明治時代の中期に作出されたと考えられている。 さくらそう会の認定番号は268である。 草丈は15センチから30センチくらいである。 根際から生える葉は楕円形で皺が多く、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。 葉の裏には毛が生えている。 開花時期は4月から5月である。 茎先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、大輪花(花径4~5センチ)をたくさんつける。 花冠の裏側は紅色である。 花冠の表側も紅色で、目流れである。 目流れというのは「目(花の中心部)」が白く、花弁の外に向かって流れることをいう。 花形は広桜弁、花のつき方は浅抱え咲き、横向き咲き、雌しべの形は短柱花である。 属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」縮小形である。プリムラ・ベリスが早春に他に花に先駆けて咲くことから名づけられた。 種小名の sieboldii は日本植物の研究者「シーボルトの」という意味である。 写真は4月に太田市大光院の関東山野草展で撮った。 学名:Primula sieboldii 'Osakazuki' ★名の通り大きな花をつけて咲く 大盃は自然の姿 植物図鑑 花図鑑 |味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
by ryudesuyo5
| 2012-05-27 15:10
| 春の花
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