雁首草(ガンクビソウ)はキク科ガンクビソウ属の多年草である。 本州から沖縄にかけて分布し、山地の木陰や山道の傍などに生える。 海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。 草丈は30~150センチくらいになる。 葉は長めの楕円形で、互い違いに生える(互生)。 葉の先は鈍く尖る。 開花時期は6~10月である。 枝先に黄色い花(頭花)を下向きに1個ずつつける。 舌状花はなく、黄色い筒状花だけを下向きにつけるので、あまり目立たない。 花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。 和名の由来は、花の様子をキセルの「雁首」に見立てたものである。 属名の Carpesium はギリシャ語の「carpesion(蕎麦)」からきている。総苞片の様子が蕎麦に似るためと思われる。 種小名の divaricatum は「広く分枝した」という意味である。 写真は10月に向島百花園で撮った。 学名:Carpesium divaricatum ★慎ましく雁首下げて咲く花も 見つめてほしい花にありせば 植物図鑑 花図鑑
by ryudesuyo5
| 2011-09-23 11:11
| 秋の花
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