オクラ(okra)はアオイ科トロロアオイ属の多年草である。 原産地はアフリカの北東部である。 エジプトでは紀元前に既に栽培されていたという。 日本へは江戸時代の末期に渡来した。 オクラは英名である。 和名はアメリカネリという。 ネリは黄蜀葵(トロロアオイ)のことで、アメリカから渡来したことから名づけられた。 別名を陸蓮根(オカレンコン)という。 草丈は50~150センチくらいである。 葉は手のひら状に裂け、互い違いに生える(互生)。 開花時期は7~9月くらいである。 大形の花穂を立て、黄色くて中心が暗い紅紫色をした5弁花を開く。 花は一日花で、夕方の早い時間に閉じる。 開花後5~6日でできる五稜形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)を食用にする。 刻んだ時に出る粘り気はペクチンなどの食物繊維である。 コレステロールを減らす効果がある。 属名の Abelmoschus はアラビア語の「麝香(abul)+父(mosk)」からきている。 種小名の esculentus は「食用になる」という意味である。 写真は8月に埼玉県三郷市で撮った。 学名:Abelmoschus esculentus ★つんと立つオクラの果実眺めつつ 花の姿を次は見たいと 植物図鑑 花図鑑
by ryudesuyo5
| 2011-09-07 12:27
| 夏の花
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