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紺屋カミツレ(コウヤカミツレ)

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紺屋カミツレ(コウヤカミツレ)はキク科カミツレモドキ属の多年草である。
「紺屋」は染物屋ないし染物職人のことで、はじめは藍染屋を意味したが、やがて染物屋全般を指すようになった。
英名はダイヤーズカモミール(dyer's chamomile)である。
ダイヤーも染物屋のことである。
名前の通り煮出したものは金茶系の染料となる。
原産地はヨーロッパである。
草丈は60~100センチくらいである。
葉は羽状に切れ込み、互い違いに生える(互生)。
裂片の縁にも切れ込みが入り、灰白色を帯びた明るい緑色である。
開花時期は5~9月である。
花径2~3センチの黄色い花(頭花)を咲かせる。
筒状花も舌状花も黄色い。
種は薬用オイルとして利用される。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Anthemis はギリシャ語の「anthos(花)」からきている。
種小名の tinctoria は「染色用の」という意味である。
写真は7月に札幌市の大通公園で撮った。
学名:Anthemis tinctoria


★小さくて色は鮮やか黄金色
 紺屋カミツレぴちぴち咲いて
紺屋カミツレ(コウヤカミツレ)_d0126545_12594859.jpg

植物図鑑
花図鑑




by ryudesuyo5 | 2011-07-21 13:00 | 夏の花
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