西洋鬼薊(セイヨウオニアザミ)はキク科アザミ属の一年草ないし越年草である。 原産地はヨーロッパである。 北アメリカ、アフリカ南部、オーストラリアなどに帰化している。 日本へも北アメリカ経由で渡来して北海道から四国にかけて帰化し、道端や空き地、原野などに生える。 このため、かつてはアメリカ鬼薊(アメリカオニアザミ)とも呼ばれていた。 草丈は50~200センチくらいである。 根際から生える葉は羽状に深く裂け、ロゼット状となる。 茎につく葉も深く切れ込み、縁には鋭い棘がある。 開花時期は7月から9月くらいである。 花径3~4センチの淡い紅紫色をした花(頭花)を1輪から数輪上向きにつける。 花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。 属名の Cirsium はギリシャ語の「cirsos(静脈腫)」からきている。静脈腫に薬効のある植物につけられた名が転用された。 種小名の vulgare は「普通の」という意味である。 写真は6月に木場公園の外来植物園で撮った。 学名:Cirsium vulgare ★見るからに鬼のいでたち凄まじく 北の大地で暴れまくって 植物図鑑 花図鑑
by ryudesuyo5
| 2011-07-15 13:44
| 夏の花
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