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掃溜菊(ハキダメギク)

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掃溜菊(ハキダメギク)はキク科コゴメギク属の一年草である。
原産地は中南アメリカである。
大正時代に牧野富太郎博士が世田谷区経堂の掃溜でこの花を見つけて命名した。
現在では、関東以西に帰化し、空き地や道ばたなどに生える。
好窒素性植物と言われるもので、有機物が捨てられるような場所に生える。
草丈は10~60センチである。
葉はやや長い卵形をしており、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖っていて、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~10月である。
茎先が分かれて、花径5ミリくらいの小さな頭花をつける。
白い舌状花が5枚あり、先が3つに裂けている。
花の真ん中の筒状花は黄色い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
生命力は旺盛である。
属名の Galinsoga はスペインの植物学者「ガリンソガ(M. M. de Galinsoga)さん」の名からきている。
種小名の ciliata は「縁毛のある」という意味である。
写真は1月に小石川植物園で撮った。
学名:Galinsoga ciliata


★掃溜に鶴とばかりに顔見せる
 掃溜菊は整った花
掃溜菊(ハキダメギク)_d0126545_7375926.jpg

植物図鑑
花図鑑




by ryudesuyo5 | 2011-06-21 07:38 | 夏の花
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