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日日草(ニチニチソウ)

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日日草(ニチニチソウ)はキョウチクトウ科ニチニチソウ属の多年草である。
原産地はマダガスカルなどである。
熱帯では年中花をつける多年草であるが、温帯では一年草として扱われる。
日本へは江戸時代の中期に渡来した。
草丈は20~50センチくらいである。
葉は細長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざはない(全縁)。
表面には艶がある。
開花時期は6~9月くらいである。
茎先や上部の葉の脇に花をつける。
花径は3~4センチくらいで、先が5つに裂け5弁花のように見える。
花の色は赤や白のほかに、白に赤目、ピンク、濃いピンクなどがある。
花の後にできる実は細長いさや状の袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
和名の由来は、一日ごとに新しい花をつけることからきている。
旧属名のビンカ(Vinca:ツルニチニチソウ属)の名でも流通している。
全草にアルカロイドを含み、特に抗悪性腫瘍薬として注目されている。
俳句の季語は夏である。
属名の Catharanthus はギリシャ語の「catharos(純粋な)+anthus(花)」からきている。
種小名の roseus は「バラ色の」という意味である。
写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Catharanthus roseus


★咲いて散りまた咲いて散り日日草
 プロペラ回す白き五弁花
日日草(ニチニチソウ)_d0126545_6494123.jpg

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by ryudesuyo5 | 2011-06-10 06:51 | 夏の花
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