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待宵草(マツヨイグサ)

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待宵草(マツヨイグサ)はアカバナ科マツヨイグサ属の越年草である。
原産地はチリやアルゼンチンである。
日本へは江戸時代の末期に渡来した。
その後、各地の河原や海岸などで野生化した。
夕方開花するので、「宵待ち草」や「月見草」などの通称がある。
草丈は30~80センチくらいである。
葉は細い披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6~8月である。
花径3~5センチくらいの黄色い花を咲かせる。
花弁は4枚で、一日花である。
花はしぼむと黄赤色に変わるのが特徴である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
その後に渡来した雌待宵草(メマツヨイグサ)のほうが大輪で繁殖力が強く、現在では姿を見る機会が減っている。
属名の Oenothera はギリシャ語の「oinos(酒)+ther(野獣)」からきている。根にブドウ酒のような香気があり、野獣が好むということから名づけられた。
種小名の stricta は「硬い」という意味である。
写真は5月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Oenothera stricta


★夜の更けてたれに逢瀬の道行きや
 待宵草の花は見つめて
待宵草(マツヨイグサ)_d0126545_1465114.jpg

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by ryudesuyo5 | 2011-06-07 14:31 | 夏の花
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