綿(ワタ)はアオイ科ワタ属の一年草である。 原産地はインドや中南米である。 繊維作物として熱帯から温帯にかけて広く栽培されている。 日本へは平安時代に渡来したという。 草丈は60センチから120センチくらいである。 葉は手のひら状に裂け、互い違いに生える(互生)。 開花時期は8月から10月である。 花径4センチくらいの黄色い5弁花である。 花の中心部は暗い紅色をしている。 花の外側には苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)があり、苞の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。 花は翌日には紅紫色になってしぼむ。 実は卵形で、熟すと裂けて開き、長い綿毛のある種子を出す。 綿毛は木綿の原料となるほか、脱脂綿などの原料ともされる。 綿実油は食用油として、天ぷら油、サラダ油などに利用される。 俳句では「綿」が秋の季語、「綿の花」が夏の季語である。 写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。 学名:Gossypium herbaceum ★この花が綿になるかと眺めれば 涼しげなれど熱帯の色 今日の花ドットコム 花図鑑
by ryudesuyo5
| 2010-09-19 08:11
| 秋の花
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