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青紫蘇(アオジソ)

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青紫蘇(アオジソ)はシソ科シソ属の一年草である。
原産地は中国の南部である。
日本へは縄文時代に渡来していたと言われる。
畑で栽培されるほか、逸出して野生化したものも見かける。
草丈は20センチから50センチくらいである。
茎は直立し、断面は四角形である。
葉は広めの卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉には長い柄があって先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から9月である。
枝先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、白ないし淡い紫色の小さな花を密につける。
花は筒状の唇形で、下唇は3つに裂け、真ん中のものが一番大きく、さらに2つに裂ける。
葉は大葉(おおば)とも呼ばれ、香味野菜として広く料理に利用される。
葉は生薬で紫蘇葉(しそよう)といい、殺菌、防腐、解熱、解毒作用がある。
種子は紫蘇子(しそし)といい、鎮咳・去痰の薬効がある。
俳句では「紫蘇」が夏の季語、「紫蘇の実」が秋の季語である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Perilla frutescens var. crispa form. viridis


★青紫蘇の幼き葉色紅交じり
 どこかひ弱に見えるも愛し

青紫蘇(アオジソ)_d0126545_12272124.jpg

今日の花ドットコム
花図鑑
by ryudesuyo5 | 2010-08-14 12:28 | 秋の花
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