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白山一華(ハクサンイチゲ)

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白山一華(ハクサンイチゲ) はキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の湿り気のある草原や砂礫地に生える。
草丈は20センチから40センチくらいである。
根元から生える葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、小葉は手のひら状に裂ける。
茎の中ほどに生える葉は、深く裂けて線状となる。
開花時期は6月から8月である。
茎先の包葉(芽や蕾を包んでいる葉)の真ん中から数本の柄を出し、花径3、4センチの白い花をつける。
5枚から7枚の花びらのように見えるのは萼である。
花の真ん中には黄色い雄しべが密集し、緑色の雌しべとコントラストをなす。
名の由来は、石川県の白山で発見されたことからきている。
日本アルプスのお花畑に普通に生え、代表的な高山植物として親しまれている。
写真は7月に長野県駒ヶ根市の千畳敷カールで撮った。
学名:Anemone narcissiflora var. nipponica


★夏の山お花畑に揺れて咲く
 アルピニストの親しみの花

白山一華(ハクサンイチゲ) _d0126545_19255455.jpg

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by ryudesuyo5 | 2010-08-05 19:26 | 夏の花
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