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大葉子(オオバコ)

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大葉子(オオバコ)はオオバコ科オオバコ属の多年草である。
漢字では「車前草」とも書く。
日本各地に分布し、道端や空地などにごく普通に生える。
海外では、アジアの冷帯から熱帯にかけて広く分布する。
葉や花茎には踏みつけに適応できる丈夫な維管束が発達しており、適度な踏みつけによって生き延びることができる。
草丈は10センチから50センチくらいである。
根際から生える葉は卵形で、縁が波打つ。
開花時期は4月から9月くらいである。
花茎を伸ばし、穂状に多数の白い花を密集してつける。
全草を乾燥させたものを生薬で車前草(しゃぜんそう)、葉と種子を乾燥させたものを車前葉(しゃぜんよう)、車前子(しゃぜんし)といい、それぞれ消炎、利尿、止瀉などの薬効がある。
俳句では「車前草の花」が夏の季語である。
写真は7月に上高地で撮った。
学名:Plantago asiatica


★目立たない姿でじっと踏むを待つ
 大葉子の花緑に溶けて

大葉子(オオバコ)_d0126545_18545836.jpg

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花図鑑
by ryudesuyo5 | 2010-07-28 18:55 | 夏の花
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