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立坪菫(タチツボスミレ)

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立坪菫(タチツボスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
漢字では「立壷菫」とも書く。
北海道から沖縄にかけて分布し、山野に普通に生えるスミレの代表種である。
草丈は5センチから20センチくらいである。
茎にも葉にも毛は生えていない。
毛の生えているものは毛立坪菫(ケタチツボスミレ)という。
茎は斜上する。
葉は心形で、長さは縦横ともに2~3センチである。
葉の先は少し尖り、縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
托葉(葉のつけ根にある付属体)は披針形で、櫛の歯のように深い切れ込みがある。
開花時期は3月から5月である。
花径は15ミリから20ミリくらいで、花の色は淡い紫色が中心である。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は6ミリから8ミリくらいで、紫色を帯びる。
写真は4月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Viola grypoceras


★比べてもよくはわからぬ菫だが
 焦ることなく覚えていこう

立坪菫(タチツボスミレ)_d0126545_1529451.jpg

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by ryudesuyo5 | 2010-05-08 15:30 | 春の花
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