黄華鬘(キケマン)はケシ科キケマン属の越年草である。 日本固有種である。 本州の関東地方から九州にかけて分布し、海岸や道端などに生える。 この花の仲間には、深山黄華鬘(ミヤマキケマン)、蔓黄華鬘(ツルキケマン)などがある。 また、紫華鬘(ムラサキケマン)も同じキケマン属である。 草丈は40センチから80センチくらいである。 根元から枝を分けて大きな葉を出す。 葉は白っぽい緑色をしている。 3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、羽状に2、3回裂ける。 開花時期は4月から5月である。 茎の上部に細長い黄色の花を穂状にたくさんつける。 花の長さは15ミリから20ミリくらいの筒形である。 先は唇状に裂けて、紫色を帯びる。 「華鬘」というのは仏殿に垂れ下がった飾りのことである。 花の形をこの「華鬘」に譬えたのが名の由来である。 有毒種で、茎などの汁がついた手で食事をするだけで危険だという。 写真は4月に小石川植物園で撮った。 学名:Corydalis heterocarpa var. japonica ★湿っぽい雰囲気が好き黄華鬘は ナイーブなのに毒婦と呼ばれ 今日の花ドットコム 花図鑑
by ryudesuyo5
| 2010-04-21 05:31
| 春の花
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