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山吹(ヤマブキ)

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山吹(ヤマブキ)はバラ科ヤマブキ属の落葉低木である。
北海道から九州にかけて分布し、丘陵地や山地の林の中などに生える。
また、庭木とされる。
海外では、中国大陸にも分布する。
樹高は1~2メートルである。
樹形は株立ち状となる。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尾状に尖り、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の表面は鮮やかな緑色、裏面は淡い緑色である。
葉の質は薄く、全体に毛が生える。
開花時期は4~5月であるが、戻り咲きも多い。
花径2~3センチの黄色い花を枝先に1つずつつける。
花弁は5枚である。
雄しべはたくさんある。
園芸品種には八重咲きのものもある。
万葉集では山振(やまぶり)とされる。
枝垂れた枝が風になびく風情を表したもので、山吹(ヤマブキ)はこれが転訛したものと考えられている。
俳句の季語は春である。
枕詞にも使われており、「にほふ」にかかる。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Kerria japonica


★山吹のにおえる妹が庭先を
 通い路伝い今宵も愛でし
☆山吹の揺れるトンネル幼き日
 思い出色は今も変わらず

山吹(ヤマブキ)_d0126545_641347.jpg

今日の花ドットコム
花図鑑
by ryudesuyo5 | 2010-04-08 06:41 | 春の花
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