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ツンベルギア・サンダンス

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ツンベルギア・サンダンスはキツネノマゴ科ヤハズガズラ属(ツンベルギア属)の蔓性常緑多年草である。
和名を矢筈葛(ヤハズカズラ)というツンベルギア・アラータ(Thunbergia alata)の園芸品種である。
基本種の原産地は東アフリカ、南アフリカである。
本種はイギリスで作出された。
蔓性で、支柱があれば1メートルから2メートルくらいまで伸びる。
葉は幅の広い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は12~2月くらいである。
花径は5~7センチくらいある。
花冠は5つに裂けて横に開く。
花びら(花冠の裂片)はレモンイエローで、花の真ん中は暗い紫色をしている。
基本種と比較してみると、矢筈葛(ヤハズカズラ)の花びらには丸みがあるが、本種は切れ込みが深い。
また、花びらの色も淡い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Thunbergia はスウェーデンの植物学者「ツンベルク(C. P. Thunberg)さん」の名からきている。
種小名の alatus は「翼のある」という意味である。
品種名の Sundance は「サンダンス(太陽踊り)」という意味である。
写真は2月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Thunbergia alata 'Sundance'


★鮮やかなレモンイエロー故郷を
 離れ幽(かそけ)き思いに揺れて
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by ryudesuyo5 | 2011-11-28 12:50 | 冬の花

浜薊(ハマアザミ)

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浜薊(ハマアザミ)はキク科アザミ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の千葉県から九州にかけて分布し、海岸の砂地に生える。
根が牛蒡(ゴボウ)に似ていて食べられるので、浜牛蒡(ハマゴボウ)の別名もある。
草丈は15~60センチくらいである。
茎には短い毛が生える。
根際から生える葉と茎につく葉がある。
葉は肉質で艶がある。
羽状に切れ込んだ葉の縁には鋭い刺がある。
葉の裏面の葉脈上には毛が生える。
茎につく葉には柄はなく、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7~12月である。
茎の先に紅紫色の頭花をつける。
総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)の上部は斜めに開出(立ち上がるようにつくこと)し刺状となる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Cirsium はギリシャ語の「cirsos(静脈腫)」からきている。静脈腫に薬効のある植物につけられた名が転用された。
種小名の maritimum は「海浜に生える」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Cirsium maritimum


★紫の花を開いて浜薊
 砂浜を這う棘見せながら
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by ryudesuyo5 | 2011-11-27 10:29 | 秋の花

柊(ヒイラギ)

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柊(ヒイラギ)はモクセイ科モクセイ属の常緑低木である。
本州の福島県から沖縄にかけて分布し、低地の林の中に生える。
海外では、台湾にも自生している。
葉の縁には鋭い棘がある。
名の由来は、「ひいらぐ」という古語から来ている。
ズキズキするほど痛いという意味なのだそうである。
生垣に使われたり、魔よけに使われたりしている。
ただし、老木になると葉の棘は次第になくなってしまう。
樹高が高くなると、草食動物などに食べられてしまう心配がなくなるからなのだという。
樹高は1~3メートルくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉には艶がある。
開花時期は11~12月である。
葉に脇に白い花をつける。
花は鐘形で4つに深く裂ける。
花の後にできる実は楕円形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、翌年の初夏に黒紫色に熟する。
材は堅く、櫛や算盤玉に用いられる。
俳句では「柊の花」が冬の季語である。
属名の Osmanthus はギリシャ語の「osme(香り)+anthos(花)」からきている。
種小名の heterophyllus は「いろいろの形の葉の」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Osmanthus heterophyllus


★爪を研ぎ悪戯そうに見えるけど
 心根優し花は純白
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by ryudesuyo5 | 2011-11-26 09:39 | 冬の花

アシスタシア・スカンデンス

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アシスタシア・スカンデンスはキツネノマゴ科アシスタシア属の常緑小低木である。
アシスタシア属は熱帯アジアやアフリカに40種くらいある。
本種の原産地は東南アジアである。
別名を赤道桜草(セキドウサクラソウ)という。
ただし、アシスタシア・ガンゲティカ(Asystasia gangetica)などにもこの名が充てられている。
また、「タイノオモイデ」の名でも流通している。
樹高は1~2メートルである。
葉は幅の広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は薄く、斑の入るものもある。
開花時期は12~4月である。
温室では周年開花をする。
花の色には、白や青、紫色のものがある。
筒状花で先が5つに裂ける。
属名の Asystasia は「一致しない」という意味である。キツネノマゴ科の中での花冠の違いから名づけられた。
種小名の scandens は「よじ登る性質の」という意味である。
写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Asystasia scandens



★ジャングルに咲く花というアシスタシア
 いつかこの目で確かめたいと
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by ryudesuyo5 | 2011-11-25 07:04 | 四季咲きの花

いろは楓(イロハカエデ)

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いろは楓(イロハカエデ)はカエデ科カエデ属の落葉高木である。
本州の福島県から九州にかけて分布し、平地~低山の斜面や渓谷などに生える。
日本海側では福井県以西に分布する。
また、庭木ともされる。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
樹高は10~15メートルくらいである。
葉は向かい合って生え(対生)、手のひら状に5つから7つに深く裂ける。
裂片には不規則なぎざぎざ(鋸歯)があり、先が長く伸びる。
この裂片を「いろはにほ」と数えたというのが名の由来である。
開花時期は4~5月である。
若葉の展開と合わせて、柄のある小さな花を下向きにつける。
花は雄花と両性花が交じるが、両性花の数は少ない。
萼片は暗い紫色を帯びており、5枚ある。
花弁は黄緑色で萼片よりも短く、やはり5枚ある。
雄しべは8本ある。
花の後につく実は翼果(翼のある実)である。
秋の紅葉が美しい。
別名をいろは紅葉(イロハモミジ)、高雄楓(タカオカエデ)ともいう。
高雄楓(タカオカエデ)は京都の高雄に多いことからきている。
俳句では「紅葉」が秋の季語である。
属名の Acer は「裂ける」という意味のラテン語に由来する。
種小名の palmatum は「手のひら状の」という意味である。
紅葉の写真は12月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
花の写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Acer palmatum


★赤々といろは楓の燃える山
 華やかなれどどこか寂しく
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by ryudesuyo5 | 2011-11-24 15:30 | 紅葉

目薬の木(メグスリノキ)

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目薬の木(メグスリノキ)はカエデ科カエデ属の落葉高木である。
日本固有種である。
本州の東北地方南部から九州にかけて分布し、山地に生える。
和名の由来は、樹皮を煎じた汁を目薬として用いたことからきている。
樹高は10~15メートルくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、向かい合って生える(対生)。
小葉の形は楕円形である。
小葉の先は鋭く尖り、縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面や葉の柄には黄褐色の毛が生える。
開花時期は5月である。
葉の脇から散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、淡い黄緑色の花をつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
秋には美しく紅葉をする。
属名の Acer は「裂ける」という意味のラテン語からきている。
種小名の nikoense は「日光の」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Acer nikoense


★楓とは思えぬような姿して
 だけど真っ赤な紅葉姿
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by ryudesuyo5 | 2011-11-23 13:49 | 紅葉

棕櫚(シュロ)

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棕櫚(シュロ)はヤシ科シュロ属の常緑高木である。
別名を和棕櫚(ワジュロ)ともいう。
日本では九州南部に分布する。
また、東北地方から沖縄にかけて栽培される。
海外では、中国の湖北省からミャンマーにかけて分布する。
樹高は大きいもので10メートルに達する。
幹は円柱形で、真っ直ぐに伸びる。
幹の上部に扇状に葉を広げる。
雌雄異株である。
開花時期は5月から6月である。
葉の間から黄色い粒状の花を垂らす。
実は11月から12月ころに黒く熟する。
属名の Trachycarpus はギリシャ語の「trachys(ざらついた)+carpos(果実)」からきている。果実の表面の様子から名づけられた。
種小名の fortunei はイギリス人の植物学者「フォーチュン(R. Fortune)さんの」という意味である。インドや中国の植物を多数収集した。
写真は12月に北の丸公園で撮った。
学名:Trachycarpus fortunei


★日本にも自生するものあったんだ
 棕櫚の姿を身近に感じ
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by ryudesuyo5 | 2011-11-22 11:14 | 観葉植物

飯桐(イイギリ)

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飯桐(イイギリ)はイイギリ科イイギリ属の落葉高木である。
分類体系によってはヤナギ科とされる場合もある。
本州から沖縄にかけて分布し、山地の林の中に生える。
海外では、台湾、朝鮮半島、中国にも分布する。
樹高は15~20メートルである。
枝は横に大きく張り出す。
葉は卵円形で、互い違いに生える(互生)。
葉には長い柄があり、縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉が桐に似ていて昔ご飯を包んだというのが名の由来である。
開花時期は4~5月である。
雌雄異株である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、黄緑色の花をたくさんつける。
花弁はなく5枚の萼片である。
花はよい香りがする。
秋にはブドウの房のように赤い液果(果皮が肉質で液汁が多い実)をたくさんつける。
葉は黄葉をする。
実は葉が落ちた後まで残る。
属名の Idesia はオランダ人の植物収集家「イーデス(E.Ides)さん」の名からきている。
種小名の polycarpa は「果実の多い」という意味である。
写真は12月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Idesia polycarpa


★さあどうぞ啄ばんでくれ待っている
 自慢のできる味ではないが
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by ryudesuyo5 | 2011-11-21 12:10 | 果実

アマゾン百合(アマゾンユリ)

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アマゾン百合(アマゾンユリ)はヒガンバナ科アマゾンユリ属の多年草である。
原産地はコロンビアからペルーにかけてのアンデス山地である。
純白の花は香りもよく、結婚式のブーケやコサージュに使われるという。
別名を擬宝珠水仙(ギボウシズイセン)ともいう。
根際から生える葉は卵形で大きい。
それが擬宝珠(ギボウシ)に似ていて、水仙(スイセン)のような花を咲かせるというのが由来である。
英名はアマゾンリリー(Amazon lily)である。
ユーチャリス、エウカリスなどの流通名もある。
草丈は40~50センチである。
開花時期は6~7月である。
暖地では周年開花をする。
花径6~8センチの白い花を数輪つける。
花被片は6枚である。
花筒部が長くて曲がり、垂れ下がるように咲く。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Eucharis はギリシャ神話に登場するニンフの名からきている。
種小名の grandiflora は「大きな花の」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Eucharis grandiflora


★アンデスの山懐に抱かれて
 香り立ち咲くアマゾンリリー
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by ryudesuyo5 | 2011-11-20 13:11 | 四季咲きの花

花柚(ハナユ)

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花柚(ハナユ)はミカン科ミカン属の常緑低木である。
原産地は中国の長江上流域である。
日本でも栽培をされ、また庭木とされている。
栽培適地は東北地方の南部から九州である。
樹高は3~5メートルくらいである。
樹形は直立性で、枝には棘がある。
葉の柄に広い翼がついているのが特徴である。
開花時期は3~5月である。
花の色は白く、よい香りがする。
収穫期は9~12月である。
花の後にできる実は柑果(多心皮性の液果)である。
果皮はでこぼことし、熟すと黄色くなる。
実の香りは柚子(ユズ)よりも弱い。
属名の Citrus はレモンに対する古い呼び名である。
種小名の hanayu は「ハナユ」のことである。
写真は12月につくば植物園で撮った。
花の写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Citrus hanayu


★びっしりと枝しなるほどつけた実が
 黄に熟すころまた訪ねよう
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by ryudesuyo5 | 2011-11-19 14:09 | 果実