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万年青(オモト)

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万年青(オモト)はユリ科オモト属の多年草である。
分類体系によっては、スズラン科とされることもある。
漢字では「老母草」とも書く。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、山地の林の中に生える。
また、観葉植物として栽培される。
海外では、中国大陸にも分布する。
古典園芸植物の1つで、江戸時代の中期に爆発的に流行し、多くの園芸品種が生まれた。
草丈は30センチから60センチくらいである。
根際から生える葉は長い卵形で、大きい。
葉の質は革質で分厚く艶があり、縁は波打つ。
開花時期は4月から6月くらいである。
茎先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、淡い黄緑色をした小さな花を円筒状に密生させる。
花被片は6枚である。
花の後にできる実は球形の液果(水分が多く柔らかい果皮をもつ果実)で、赤ないし黄色に熟する。
俳句では「万年青の実」が秋の季語である。
根茎はロデキシンを含み有毒である。
写真は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
花の写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Rohdea japonica


★昔から時折目にしてきたけれど
 カメラ向けるはこれが初めて
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by ryudesuyo5 | 2010-12-28 11:09 | 果実

藪柑子(ヤブコウジ)

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藪柑子(ヤブコウジ)はヤブコウジ科ヤブコウジ属の常緑小低木である。
北海道の南部から沖縄にかけて分布し、山地の林の中に生える。
また、庭木や盆栽とされる。
海外では、台湾や朝鮮半島、中国にも分布する。
縁起物としてお正月の寄せ植えなどにも使われることから十両(ジュウリョウ)とも言われる。
古名を山橘(ヤマタチバナ)という。
江戸時代に盛んに改良が行われ、変わり葉などの園芸品種がたくさんある。
樹高は10センチから20センチくらいである。
地下茎を伸ばして増える。
枝には棘がある。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から8月である。
葉の脇から散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、花径5ミリから8ミリくらいの小さな白い花をいくつか下向きにつける。
合弁花で、花冠は5つに裂ける。
実は直径5ミリから10ミリくらいの球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、11月から2月ころに赤く熟する。
俳句の季語は冬である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
花の写真は11月に小石川植物園で撮った。
学名:Ardisia japonica


★首傾げやっと見つけた藪柑子
 また来てみれば鳥に運ばれ
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by ryudesuyo5 | 2010-12-23 05:33 | 果実

ころまん草(コロマンソウ)

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ころまん草(コロマンソウ)はキツネノマゴ科アシスタシア属の蔓性常緑多年草である。
原産地はフィリピンである。
逸出したものが熱帯・亜熱帯の各地で野生化している。
日本では沖縄に帰化している。
属名のアシスタシアで表示するところもある。
流通名は赤道桜草(セキドウサクラソウ)である。
英名はチャイニーズバイオレット(Chinese violet)である。
草丈は90センチから150センチくらいである。
よく枝分かれをし、地面を這って伸びる。
葉は卵形ないし円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期はほぼ周年である。
花は長さ3センチから4センチの筒形で、先が5つに裂ける。
花の色は赤紫色、青紫色、白などがある。
写真は12月に沖縄県本部町の琉宮城蝶々園で撮った。
学名:Asystasia gangetica


★筒形の花が可愛いころまん草
 地面を這ってぐんぐん伸びる
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by ryudesuyo5 | 2010-12-18 08:44 | 四季咲きの花

美容蛸の木(ビヨウタコノキ)

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美容蛸の木(ビヨウタコノキ)はタコノキ科タコノキ属(パンダヌス属)の常緑高木である。
パンダヌス属は世界に650種ほどある。
本種の原産地はマダガスカルである。
日本では沖縄で公園樹とされる。
樹高は10メートルから20メートルである。
沖縄では5メートルくらいにしかならない。
空気中に伸びる根を気根というが、これがタコの足のように見える。
葉は青緑色をした線形で、長さが50センチから100センチくらいあり、螺旋状にねじれる。
葉の縁と中央脈の裏側には赤く鋭い刺がある。
開花時期は11月くらいである。
葉の脇から大きな穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を垂れ下げ、白い花をたくさんつける。
実は集合果で枝先から垂れ下がり、橙色に熟する。
食用にはならない。
タコノキ属で一番美しいというのが和名の由来である。
写真は12月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Pandanus utilis


★こんなにも育つものなのタコの足
 異形見つめて溜息ついて
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by ryudesuyo5 | 2010-12-12 10:11 | 果実

提琴桜(テイキンザクラ)

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提琴桜(テイキンザクラ)はトウダイグサ科タイワンアブラギリ属(ジャトロファ属)の常緑低木である。
属名の読み方は「ヤトロファ」とするものもある。
原産地は西インド諸島である。
樹高は1メートルから3メートルである。
枝はやや下垂し、楕円形で先の尖った葉がつく。
開花時期は3月から9月である。
暖地では周年性がある。
雌雄同株である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径2、3センチの5弁花を数輪つける。
花の色には濃い紅色や桃色、橙色などある。
「提琴」というのはバイオリンのことである。
葉をバイオリンに見立て、花を桜(サクラ)に見立てたのが名の由来である。
南洋桜(ナンヨウザクラ)とも呼ばれるが、シナノキ科に同名のものがある。
写真は12月に沖縄県本部町の琉宮城蝶々園で撮った。
学名:Jatropha integerima(=Jatropha hastata)


★花の紅少し濃くとも故郷の
 桜偲ばすこの地にあれば
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by ryudesuyo5 | 2010-12-11 09:58 | 四季咲きの花