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恒春葛(コウシュンカズラ)

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恒春葛(コウシュンカズラ)はキントラノオ科コウシュンカズラ属(トリステラティア属)の常緑蔓性低木である。
日本では沖縄県に分布し、西表島の海岸に生える。
海外では、東南アジアオーストラリア太平洋諸島などに分布する。
環境省レッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
蔓性で他の木に巻きついて伸び、長さは8メートルくらいになる。
葉は卵形ないし披針形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉には艶がある。
西表島での開花時期は6月から11月である。
温度さえあれば周年開花性がある。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、鮮やかな黄色い花をつける。
花径は2センチくらいで、花弁は5枚である。
咲き始めは雄しべが黄色く、だんだん紅色を帯びてくる。
写真は11月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Tristellateia australasiae


★艶のある葉と黄の色がマッチする
 恒春葛は南国の花
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by ryudesuyo5 | 2010-11-28 10:31 | 四季咲きの花

アコン

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アコン(akond)はガガイモ科カロトロピス属の常緑低木である。
原産地はインド東南アジアである。
バングラデシュではこの根を akond mulと呼んで薬用にするとのことで、「アコン」の名はここからきているものと思われる。
和名は海岸煙草(カイガンタバコ)である。
海岸近くに生え、タバコのような大きな葉をつけることからきている。
樹高は2メートルから3メートルである。
葉は大きな肉厚のへら形で、葉脈がくつきりと見える。
開花時期は周年である。
花は花径3センチから6センチくらいで、花冠は5つに深く裂けて反り返る。
花の色は淡い紫色のものと白花のものがある。
よい香りがあり、ハワイやタヒチではレイに使われる。
英名はクラウンフラワー(crown flower) という。
種子には長い絹状の毛があり、マットなどの詰物に利用される。
葉や枝を傷つけると出る乳白色の樹液は炎症を引き起こすことがある。
写真は11月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Calotropis Gigantea


★大きな葉従えながら花開く
 クラウンフラワー芳香漂い
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by ryudesuyo5 | 2010-11-27 12:04 | 四季咲きの花

オキザリス・ベルシコロル

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オキザリス・ベルシコロルはカタバミ科カタバミ属(オキザリス属)の多年草である。
種小名の読み方は「ウェルシコロル」とするものもある。
原産地は南アフリカのケープ地方である。
種小名を英語読みしたオキザリス・バーシカラーの名でも流通している。
草丈は10センチから20センチくらいである。
根際から生える葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
小葉の形は線形である。
開花時期は10月から4月くらいである。
花径2センチくらいの白い花を茎先に1つずつつける。
花は陽射しを受けると開き、朝夕は閉じている。
花被片の外側には紅紫色の螺旋状の筋が入るので、開花時と閉じた時の様子が異なる。
写真は11月に千葉市花の美術館で撮った。
学名:Oxalis versicolor


★くるくると渦巻くような縞模様
 隠し花咲くバーシカラーは
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by ryudesuyo5 | 2010-11-23 11:19 | 秋の花

サルビア・エレガンス

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サルビア・エレガンスはシソ科サルビア属(アキギリ属)の多年草である。
原産地はメキシコである。
草丈は100センチから150センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉にはパイナップルに似た香りがあるところからパイナップルセージ(pineapple sage)の別名がある。
開花時期は9月から11月である。
花の穂をやや斜上させて、濃い紅色をした筒形の花をつける。
花や葉はポプリやハーブティーなどに利用される。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Salvia elegans


★晩秋に赤い花の穂ぴんと立て
 エレガンス咲く芳香を放ち
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by ryudesuyo5 | 2010-11-22 16:26 | 秋の花

サルビア・インボルクラータ

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サルビア・インボルクラータはシソ科サルビア属(アキギリ属)の多年草である。
種小名の片仮名表記は「インウォルクラータ」や「インヴォルクラータ」とするものもある。
原産地はメキシコである。
英名をローズリーフセージ(rose leaf sage)という。
草丈は100センチから150センチくらいである。
根元はやや木質化をする。
葉は卵形で長さが5センチから10センチくらいあり、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から11月くらいである。
花の色は桃色で、サルビア特有の筒状花である。
紅色をした苞(花の付け根につく葉の変形したもの)が可愛い。
写真は11月に千葉市花の美術館で撮った。
学名:Salvia imvolucrata


★紅色の苞を従え桃色の
 花を咲かせるインボルクラータ
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by ryudesuyo5 | 2010-11-21 09:48 | 秋の花

木立ダリア(コダチダリア)

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木立ダリア(コダチダリア)はキク科ダリア属の多年草である。
ダリアの原種の1つである。
原産地はメキシコからコロンビア、ボリビアにかけてた地域である。
山地から亜高山にかけて分布し、岩礫地の林の中などに生える。
「木立」と書くと普通は「キダチ」と読むが、この場合は「コダチ」と読む。
皇帝ダリア(コウテイダリア)の別名もある。
草丈は2メートルから6メートルくらいである。
草本だが、茎が木質になる。
葉は2-3回羽状複葉で、互い違いに生える(互生)。
羽状複葉というのは、鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成されるもののことである。
枝分かれを2、3回繰り返して、それぞれの先に羽状複葉をつけて1枚の葉となる。
小葉の形は披針形である。
開花時期は11月から12月である。
淡い紫色をした大輪の花(頭花)をつける。
花径は10センチから15センチくらいある。
舌状花は8枚で、真ん中に黄色い筒状花がある。
写真は11月に千葉市花の美術館で撮った。
学名:Dahlia imperialis


★大輪が風にそよいでざわざわと
 木立ダリアは豪快な花
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by ryudesuyo5 | 2010-11-20 09:47 | 秋の花

火炎着せ綿(カエンキセワタ)

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火炎着せ綿(カエンキセワタ)はシソ科カエンキセワタ属(レオノティス属)の多年草(常緑低木)である。
原産地は南アフリカである。
英名をライオンズイヤー(lion's ear)という。
レオノティスやレオノティスセージの名でも流通している。
草丈は2メートルから3メートルである。
茎の断面は四角形で綿毛が生えており、つけ根のほうが木質化する。
葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は10月から12月くらいである。
葉の脇に花茎を取り囲むようにして数段の花序をつける。
花冠は唇形で鮮やかなオレンジ色をしており、綿毛が生える。
花の色は白いものもある。
茎や葉にはよい香りがある。
写真は11月に千葉市花の美術館で撮った。
学名:Leonotis leonurus


★オレンジの色鮮やかに面白い
 咲き方をする火炎着せ綿
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by ryudesuyo5 | 2010-11-19 06:24 | 秋の花

サフラン

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サフラン(saffraan)はアヤメ科サフラン属の多年草である。
原産地は地中海沿岸からインドに至る地域である。
旧約聖書の中にも「芳香を放つハーブ」として登場する。
古代インドではサフランから染料が作られ、僧侶は釈迦の死後、僧服をサフラン色に染め上げたという。
中国には唐の時代にインドから伝えられ、生薬の蕃紅花(ばんこうか)として利用されてきた。
鎮静、鎮痛、通経作用があるという。
また、ブイヤベースやパエリヤには欠かせないし、インド料理のサフランライスでも知られている。
日本へは江戸時代末期にオランダ船に乗って渡来した。
草丈は15センチくらいである。
根際から生える葉は線形で、肉質である。
開花時期は10月から11月である。
花冠は紫色をしており、筒状で6つに深く裂ける。
赤くて長い3本の花柱(雌しべ)に特徴がある。
黄色いのは雄しべで3本ある。
なお、サフランの名はオランダ語からきており、元来は薬用に用いたときの名である。
秋咲きクロッカス(アキザキクロッカス)の別名もある。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:crocus sativus


★サフランは長い歴史を秘めた花
 不思議な姿安らぎ与え
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by ryudesuyo5 | 2010-11-16 06:22 | 秋の花

頷き姫芙蓉(ウナズキヒメフヨウ)

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頷き姫芙蓉(ウナズキヒメフヨウ)はアオイ科ヒメフヨウ属の常緑低木である。
原産地はメキシコ、 コロンビアである。
本州では温室でしか見られないが、沖縄では自生している。
分類上は、姫芙蓉(ヒメフヨウ)の変種とされる。
大輪姫芙蓉(タイリンヒメフヨウ)の別名がある。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖る。
開花時期は11月から4月である。
暖地では周年開花をする。
蕾の時は上を向いているが次第に下を向き、花は開ききらずにうつむいて咲く。
英名はスリーピング・ハイビスカス(sleeping hibiscus)である。
基本種は赤だが、園芸種にはピンクのものもある。
写真は2月に夢の島熱帯植物館で撮った。
学名:Malvaviscus arboreus var.mexicanus
学名:Malvaviscus arboreus var.mexicanus cv. Rosea(ピンク)


★うつむいて閉じた花びら開かずに
 咲いて花散る頷くように
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by ryudesuyo5 | 2010-11-15 14:31 | 四季咲きの花

小浜菊(コハマギク)

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小浜菊(コハマギク)はキク科キク属の多年草である。
北海道から関東地方の茨城県にかけて太平洋岸に分布し、海岸の崖地や砂地に生える。
青森県では日本海側にも分布する。
なお、千島列島からカナダのハドソン湾にかけては千島小浜菊(チシマコハマギク)が分布するという。
また、日本海岸にはよく似たピレオ菊(ピレオギク)が分布する。
草丈は10センチから20センチくらいである。
分布域の重なる浜菊(ハマギク)とは葉の形で区別ができる。
浜菊(ハマギク)の葉はへら形だが、小浜菊(コハマギク)のほうは幅の広い卵形で5つに浅く裂け、柄も長い。
ピレオ菊(ピレオギク)の場合は葉が深く切れ込む。
開花時期は9月から12月である。
晩秋の花で、浜菊(ハマギク)が終わりかけたころに盛りを迎える。
草丈の割に花径は大きく、4、5センチくらいある。
黄色い筒状花の周りを白い花びら(舌状花)が囲んでいる。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Chrysanthemum yezoense


★断崖に背を埋め咲く小浜菊
 強い風にも負けることなく
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by ryudesuyo5 | 2010-11-14 08:20 | 秋の花