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アジュガ

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アジュガはシソ科キランソウ属の多年草である。
原産地はヨーロッパである。
日本に自生する十二単(ジュウニヒトエ)の近縁種である。
別名を西洋十二単(セイヨウジユウニヒトエ)という。
あるいは、西洋金瘡小草(セイヨウキランソウ)とする場合もある。
観賞用として渡来したものが逸出して野生化している。
草丈は10センチから30センチくらいである。
根茎は地を這って横に広がる。
根際から生える葉は楕円形で、ロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)となる。
茎につく葉は向かい合って生える(対生)。
葉には毛は生えておらず、縁には低い波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
園芸品種が多く、葉の色は緑色、赤紫色、赤紫色に黄色の斑入りなどのものがある。
開花期は4月から6月である。
茎先に長さ10センチから15センチくらいの穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を直立させ、花径1、2センチの青紫花をした唇形の花をたくさんつける。
花冠は長さ1センチくらいで、上の唇と下の唇に分かれる。
上の唇は短く2つに裂ける。
下の唇は大きく3つに裂け、真ん中の裂片は更に先が裂ける。
そのため6枚の花弁のように見える。
写真は4月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Ajuga reptans


★重ね着る十二単は紫の
 女官かしまし春はあけぼの

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by ryudesuyo5 | 2010-04-20 06:17 | 春の花

関東蒲公英(カントウタンポポ)

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関東蒲公英(カントウタンポポ)はキク科タンポポ属の多年草である。
日本原産で、関東地方から中部地方中部にかけて分布し、野原や道端に生える。
葉は根生して切れ込むが、西洋蒲公英(セイヨウタンポポ)より大まかである。
草丈は10センチから30センチくらいである。
西洋蒲公英(セイヨウタンポポ)よりも大型である。
開花時期は3月から5月である。
中空の花茎を出し、舌状花のみから成る黄色い頭花をつける。
頭花を包む総包の外片に突起があり、外片が反り返らないのが関東蒲公英(タンポポ)の特徴である。
また、総包片には三角状の突起があるのだが、この突起の位置によって東海蒲公英(トウカイタンポポ)や蝦夷蒲公英(エゾタンポポ)と区別される。
俳句の季語は春である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Taraxacum platycarpum


★にょっきりと頭を出してふらふらり
 風に負けるな関東蒲公英

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by ryudesuyo5 | 2010-04-19 18:37 | 春の花

ムスカリ

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ムスカリ(Muscari)はユリ科ムスカリ属の多年草である。
ムスカリは属名である。
地中海沿岸を中心に50~60種くらいあるとされる。
写真のようなアルメニアクム種がポピュラーである。
別名を瑠璃ムスカリ(ルリムスカリ)という。
英名はグレープヒヤシンス(grape hyacinth)である。
これは、小さな花が密集する様子をブドウの房に譬えたものである。
学名は、ギリシャ語で麝香(じゃこう)を意味する moschos(ムスク)に由来する。
草丈は10センチから30センチくらいである。
花茎は直立する
根際から映える葉は線形で多肉質ある。
開花時期は3月から5月である。
鮮やかな青紫色で、ヒアシンスを小形にしたような花を咲かせる。
総状に下向きにつく花は壷形で、先が少し反り返る。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Muscari armeniacum


★仄かなる香りを秘めて結びたる
 紫の房鈴なりにして
☆小さくも香りを秘めてムスカリは
 君を誘いし春の鈴の音

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by ryudesuyo5 | 2010-04-18 07:37 | 春の花

春紫苑(ハルジオン)

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春紫苑(ハルジオン)はキク科ムカシヨモギ属の越年草である。
北アメリカ原産の帰化植物で繁殖力があり、都市近郊に多く見られる。
大正時代に観賞用に日本に持ち込まれたものが野生化したのだという。
草丈は40センチから100センチくらいである。
茎は中空である。
根際には長い楕円形またはへら形の葉が放射状に何枚かつく。
茎につく葉は互い違いに生え(互生)、茎を抱く。
全体に軟らかい毛が生える。
開花時期は4月から7月である。
舌状花の色は白、ピンク、薄紫などである。
黄色い大きな筒状花の回りに車状にきれいに並ぶ。
蕾はうな垂れる。
牧野富太郎博士の命名で、春に咲く紫苑(シオン)という意味である。
別名を春女苑(ハルジョオン)と言うが、これは似ている野草の姫女苑(ヒメジョオン)と対比してつけられた名である。
俳句の季語は春である。
写真は4月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Erigeron philadelphicus


★背も低く生まれたてだね春紫苑
 目玉はじっと天を見つめて
☆ふわふわの糸を束ねた花びらは
 春の訪れ色は優しく

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by ryudesuyo5 | 2010-04-17 07:14 | 春の花

長実雛罌粟(ナガミヒナゲシ)

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長実雛罌粟(ナガミヒナゲシ)はケシ科ケシ属の一年草である。
漢字では「長実雛芥子」とも書く。
原産地はヨーロッパである。
地中海沿岸地方から中部ヨーロッパにかけて分布し、道端や荒地などに生える。
日本では1961年に東京の世田谷区で帰化しているものが確認された。
現在では暖地の都市周辺などに広がっている。
草丈は20センチから50センチくらいである。
葉や茎にはやや密に毛が生える。
根際から生える葉はロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)となる。
茎につく葉は羽状に深く裂け、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から5月である。
茎先に花径2センチから5センチくらいの4弁花をつける。
花の色は、橙色ないし紅色である。
雄しべはたくさんある。
真ん中にある雌しべの子房は円筒形で、4本から8本の筋が放射状に伸びる。
花の後にできる実は細長い。
それが名の由来でもある。
実には毛は生えておらず、中には種子がたくさん詰まっている。
写真は4月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Papaver dubium


★首伸ばし遠見している芥子の花
 オレンジの夢風にゆらゆら
☆背伸びして風とお話しオレンジの
 花はフリルのレース仕立てで

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by ryudesuyo5 | 2010-04-16 06:07 | 春の花

スノーフレーク

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スノーフレークはヒガンバナ科スノーフレーク属(オオマツユキソウ属、レウコユム属)の多年草である。
原産地はオーストリア、ハンガリー及びヨーロッパ南部である。
日本へは昭和時代の初期に渡来した。
もともと水気の多い土地に自生していて湿気には強い。
和名は大待雪草(オオマツユキソウ)である。
スノードロップ(和名:待雪草)に似ていて、大きいことからつけられた名である。
また、鈴蘭水仙(スズランズイセン)という別称もある。
これは、鈴蘭(スズラン)のような花が咲かせ、水仙(スイセン)のような姿をしていることから名づけられたものである。
草丈は40センチくらいである。
根際から生える葉は細長い線形である。
開花時期は3月から5月である。
花茎の先に鈴蘭(スズラン)に似た純白の花を5、6輪つける。
花は鐘形で垂れ下がり白色であるが、花弁の先端には緑色の斑点があるのが特徴である。
写真は3月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Leucojum aestivum


★鈴鳴らし真白の花は何祈る
 春まだ早い静けさの中
☆鈴揺らし小さき顔を覗かせて
 スノーフレークと出会いはたさん

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by ryudesuyo5 | 2010-04-15 05:24 | 春の花

烏の豌豆(カラスノエンドウ)

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烏の豌豆(カラスノエンドウ)はマメ科ソラマメ属の一年草である。
本州から沖縄にかけて分布し、道ばたや堤防、荒れ地などに生える。
茎は蔓状で、ほかのものに巻きついていく。
葉は羽状の複葉で、8~14枚の小葉で1組になる。
開花時期は3月から6月である。
淡い紫紅色をした蝶形の花をつける。
花の長さは12ミリから18ミリくらいである。
花の後には、種子の入った莢をもつ実(豆果)をつける。
若い莢は食用になる。
莢は初めは緑色をしているが、熟すと黒くなる。
別名を矢筈豌豆(ヤハズエンドウ)という。
これは、小葉の形を矢筈(弓矢の弦を受ける部分)に見立てたものである。
写真は4月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Vicia angustifolia


★青いけど髭も生やしているんだぞ
 烏の豌豆えへんぷいぷい
☆見つければ次から次にご挨拶
 烏の豌豆おっと失礼

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by ryudesuyo5 | 2010-04-14 05:43 | 春の花

碇草(イカリソウ)

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碇草(イカリソウ)はメギ科イカリソウ属の多年草である。
漢字では「錨草」とも書く。
花の形が船の錨に似ていることからつけられた名前である。
北海道と本州に分布し、山地や林の中に生える。
草丈は20センチから40センチくらいである。
葉は2回3出複葉である。
小さな葉が9枚でセットになっている。
3つに枝分かれした後、もう一度3つに分かれる。
小葉の形はハート形である。
このような葉の形から三枝九葉草(サンシクヨウソウ)の別名がある。
開花時期は3月から5月である。
花の色は、紫、白、黄、ピンクなどがある。
花弁は4枚で、距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)を伸ばす。
萼片は8枚である。
外側の4枚は早くに落ち、内側の4枚が大きくなる。
江戸時代に薬草として中国から渡来した。
生薬名を淫羊霍(いんようかく)と言い、強壮・強精の効果がある。
ただし、中国で淫羊霍(いんようかく)とされるのは穂咲錨草(ホザキノイカリソウ)という種類で、碇草(イカリソウ)はその代理薬草であった。
また、江戸時代には観賞用としても流行したという。
俳句の季語は春である。
上の写真は4月に神代植物公園で撮った。
下の写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Epimedium grandiflorum


★春の野に出船入船碇草
 今この時に咲かせ花散る
☆春の日に溶け込むように碇草
 ゆらり揺れては風と戯れ

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by ryudesuyo5 | 2010-04-13 05:41 | 春の花

芝桜(シバザクラ)

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芝桜(シバザクラ)はハナシノブ科クサキョウチクトウ属(フロックス属)の多年草である。
原産地はアメリカ合衆国の東部である。
英語名はモスフロックス(moss phlox)である。
モスは苔のことで、苔のように広がるという所から名づけられた。
草丈は5センチから10センチくらいである。
茎は地を這うようにして広がる。
葉は披針形ないし線形である。
開花時期は3、4月である。
茎先や葉の脇に花径1、2センチのピンク花をたくさんつける。
花冠は5つに裂けて横に平らに開く。
裂片の先は浅く2つに裂ける。
雄しべは5本である。
萼片は針形で、毛が密生する。
園芸品種には白、淡い青色、青紫色のほか、桃色に白筋入りなどのものもある。
俳句の季語は春である。
写真は4月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Phlox subulata


★にこやかに春の歓び敷き詰めて
 咲く芝桜乙女のように
☆一面に咲く芝桜花絨毯
 空を眺める夢のひと時

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by ryudesuyo5 | 2010-04-12 19:56 | 春の花

桃(モモ)

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桃(モモ)はバラ科サクラ属(モモ属)の落葉小高木である。
原産地は中国である。
日本へは縄文時代に既に伝わっていた。
ヨーロッパへもシルクロードを経由して1世紀頃には伝わっている。
現在は世界各地で栽培されている。
樹高は2メートルから7メートルくらいである。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は3月下旬から4月上旬である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花の色は淡い桃色だが、白から濃い紅色までバリエーションがある。
花弁数も一重咲きの5弁花や八重咲きのものがある。
花径は3センチから4センチで、雄しべがたくさんある。
結実時期は7月から8月くらいである。
水分を多く含む果肉は、赤味を帯びた白い薄い果皮に包まれる。
俳句では「桃の花」が春の季語、「桃の実」が秋の季語である。
花の写真は4月に小石川植物園で撮った。
実の写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Prunus persica(=Amygdalus persica)


★あっさりと咲いた姿もなかなかと
 桃の花見る雑念払い
☆古の願いを伝え桃の花
 甘く優しく匂うがごとく

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by ryudesuyo5 | 2010-04-11 06:21 | 春の花