カテゴリ:秋の花( 104 )

蔓苧麻(ツルマオ)

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蔓苧麻(ツルマオ)はイラクサ科ツルマオ属の多年草である。
本州の静岡県から沖縄にかけて分布し、低地や山地の林の縁などに生える。
海外では、台湾、中国、東南アジア、インドなどに分布する。
草丈は30~40センチくらいである。
茎は疎らに枝分かれをし、蔓状に地を這って広がる。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
雌雄同株である。
開花時期は8~10月くらいである。
沖縄ではほぼ周年開花をするという。
雄花は上のほうに、雌花は下のほうにつく。
花の色は黄白色で、花弁数は5枚である。
雄花には短い柄があり、雌花には柄はない。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Gonostegia はギリシャ語の「gono(節)+stegio(蓋)」からきている。
種小名の hirta は「短い剛毛のある」という意味である。
写真は8月に小石川植物園で撮った。
学名:Gonostegia hirta


★イラクサの仲間はどこか不気味だよ
 団子のような花を咲かせて

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by ryudesuyo5 | 2013-08-22 16:56 | 秋の花

茗荷(ミョウガ)

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茗荷(ミョウガ)はショウガ科ショウガ属の多年草である。
原産地は中国である。
日本へは古い時代に渡来し、栽培されてきた。
史前帰化植物で、本州から九州にかけて逸出したものが野生化している。
草丈は40~100センチくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根の部分は茎を抱く。
開花時期は8月から9月である。
紫褐色の苞の間から淡い黄色の3弁花を開く。
花は一日花である。
雄しべは1本、雌しべも1本である。
花言葉は「忍耐」である。
開花前の蕾を花茗荷といい、秋の季語である。
若い茎を暗い場所で軟白させたものを茗荷竹といい、春の季語である。
属名の Zingiber はサンスクリット語の「sringavera(角形の)」からきている。根茎の形ら名づけられた。
種小名の mioga は日本語の「ミョウガ」のことである。
写真は8月につくば植物園で撮った。
2枚目は12月に自宅で撮った。
学名:Zingiber mioga


★いつならば茗荷の花に出合えるか
 足運ぶたびそっとチェック

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by ryudesuyo5 | 2013-08-20 17:04 | 秋の花

蓬(ヨモギ)

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蓬(ヨモギ)はキク科ヨモギ属の多年草である。
本州から沖縄にかけて分布し、山地や人里に普通に生える。
海外では、北半球に広く分布する。
草丈は50~100センチくらいである。
地下茎が横に伸びて群生する。
茎はよく枝分かれをし、毛が生えている。
葉は楕円形で羽状に深く裂け、互い違いに生える(互生)。
葉の裏面は毛で覆われ、灰白色をしている。
手で揉むと良い香りがする。
開花時期は8~10月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出して花(頭花)をつける。
頭花は少数の筒状花のみから構成され、舌状花はない。
長さは3ミリ程度の紫褐色で、下向きに咲く地味な花である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
若葉は草餅や草団子に用いられる。
そのため餅草(モチグサ)の別名がある。
茎や葉の裏にある毛はお灸に使う艾(もぐさ)になる。
茎や葉を乾燥させたものを生薬の艾葉(がいよう)といい、止血作用など様々な薬効がある。
属名の Artemisia はギリシャ神話の女神「アルテミス(Artemis)」からきている。この属の植物が婦人病に効くということから名づけられた。
種小名の indica は「インドの」という意味である。
変種名の maximowiczii はロシアの植物学者「マキシモビッチ(C. J. Maximowicz)さんの」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Artemisia indica var. maximowiczii(=Artemisia princeps)


★花よりも団子ならずに葉っぱかな
 蓬の花はあまり知られず
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by ryudesuyo5 | 2012-09-03 13:42 | 秋の花

八丈薄(ハチジョウススキ)

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八丈薄(ハチジョウススキ)はイネ科ススキ属の多年草である。
「ススキ」は漢字では「芒」とも書き、これは中国での表記である。
「薄」のほうは和字(和製漢字)で、草が茂っている様子を表している。
日本固有種である。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、海岸に生える。
伊豆諸島や小笠原諸島でも見られる。
近縁種の薄(ススキ)に比べて大形である。
また、本種のほうが葉の幅が広く、葉の裏が白っぽい。
葉鞘にある「葉舌」に毛がないなどが特徴点である。
草丈は150~200センチくらいである。
茎の上部でよく枝分かれをする。
葉は根際や茎からたくさん出て、幅の広い線形である。
葉の縁には鋭い鉤状のぎざぎざ(鋸歯)が疎らにある。
開花時期は8~10月である。
枝分かれした枝に、隙間なく小穂が密生する。
この枝は太くて数が多い。
花の色は赤茶色である。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
属名の Miscanthus はギリシャ語の「mischos(小花柄)+anthos(花)」からきている。
種小名の condensatus は「密集した」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Miscanthus condensatus


★ワイルドな姿でどんと生え繁り
 背丈を超える八丈薄
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by ryudesuyo5 | 2012-09-01 16:57 | 秋の花

浜薊(ハマアザミ)

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浜薊(ハマアザミ)はキク科アザミ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の千葉県から九州にかけて分布し、海岸の砂地に生える。
根が牛蒡(ゴボウ)に似ていて食べられるので、浜牛蒡(ハマゴボウ)の別名もある。
草丈は15~60センチくらいである。
茎には短い毛が生える。
根際から生える葉と茎につく葉がある。
葉は肉質で艶がある。
羽状に切れ込んだ葉の縁には鋭い刺がある。
葉の裏面の葉脈上には毛が生える。
茎につく葉には柄はなく、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7~12月である。
茎の先に紅紫色の頭花をつける。
総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)の上部は斜めに開出(立ち上がるようにつくこと)し刺状となる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Cirsium はギリシャ語の「cirsos(静脈腫)」からきている。静脈腫に薬効のある植物につけられた名が転用された。
種小名の maritimum は「海浜に生える」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Cirsium maritimum


★紫の花を開いて浜薊
 砂浜を這う棘見せながら
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by ryudesuyo5 | 2011-11-27 10:29 | 秋の花

ユリオプス・デージー

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ユリオプス・デージーはキク科エウリオプス属の常緑半低木である。
属名の読み方は「ユリオプス」とするものもある。
これは属名の英語読みだが、こちらのほうが流通名に用いられている。
原産地は南アフリカのケープ地方である。
日本へは1972年にアメリカ経由で渡来した。
草丈は30~100センチくらいである。
葉は羽状に深い切れ込みがあって細長い。
茎や葉には軟毛が生え、銀白色をしている。
開花時期は9~6月である。
比較的寒さに強く、鮮やかな黄色の花が寒い季節に長期間楽しめる。
花径は3~4センチで、舌状花、筒状花ともに黄色い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Euryops はギリシャ語の「eurys(大きな)+ops(目)」からきている。目立つ花を咲かせることを表したものである。
種小名の pectinatus は「櫛の歯状の」という意味である。
写真は9月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Euryops pectinatus


★幸せよ君に届けとイエローの
 花びら揺れる風寒くとも
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by ryudesuyo5 | 2011-11-15 13:16 | 秋の花

菊(キク)

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菊(キク)はキク科キク属の多年草である。
家菊(イエギク)や栽培菊(サイバイギク)などの別名がある。
野生種ではない。
古い時代に中国で朝鮮野菊(チョウセンノギク)と這島寒菊(ハイシマカンギク)を交配親として生まれたとされている。
日本へは平安時代に中国から渡来した。
改良が重ねられて、多くの品種がある。
また、ヨーロッパに渡って開発された品種群もある。
草丈は30~100センチくらいである。
葉は羽状に切れ込み、互い違いに生える(互生)。
開花時期は10~12月くらいである。
ただし、電照栽培されているものは1年中出荷される。
花の色も形も変化にとんでいる。
大輪のものは花径20センチくらいあり、小輪では5センチくらいのものもある。
俳句の季語は秋である。
属名の Chrysanthemum はギリシャ語の「chrysos(黄金色)+anthemon(花)」からきている。
種小名の morifolium は「クワ属(Morus)のような葉の」という意味である。
写真は11月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Chrysanthemum morifolium


★改めて見るも何やら気恥ずかし
 変化楽しむ菊の花だが
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by ryudesuyo5 | 2011-11-13 12:41 | 秋の花

紅花苺の木(ベニバナイチゴノキ)

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苺の木(イチゴノキ)はツツジ科イチゴノキ属の常緑高木である。
原産地は南ヨーロッパである。
英名はストロベリーツリー(strawberry tree)である。
和名はこれを訳したものである。
紅花苺の木(ベニバナイチゴノキ)はその園芸品種である。
ヨーロッパでは5~10メートルほどの樹高になる。
日本の鉢植えでは1~3メートル程度である。
葉は長めの楕円形である。
葉の柄は短く、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は10~12月である。
それ以後も5~6月まで不定期に開花する。
花は壷形をしていて、花の色は紅色を帯びる。
結実期は10~2月である。
果実は始めは黄緑色をしているが、黄色、オレンジ色を経て、熟した紅色になり、食べられる。
味はやや酸味がある。
属名の Arbutus はラテン語の「arbutus(樹)」からきている。
種小名の unedo は「一度」という意味である。
品種名の Rubra は「赤色の」という意味である。
写真は11月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
実の写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Arbutus unedo 'Rubra'


★葉の陰に揺れる小花は壷形で
 頬染めて咲く乙女のように
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by ryudesuyo5 | 2011-11-12 15:28 | 秋の花

秋咲き梛蘭(アキザキナギラン)

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秋咲き梛蘭(アキザキナギラン)はラン科シュンラン属の多年草である。
本州の和歌山県、九州の長崎県、宮崎県、鹿児島県に分布し、山地の林の中に生える。
海外では、台湾、マレーシア、インドなどにも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は30~55センチくらいである。
茎は直立する。
葉は長い披針形(笹の葉のような形)で、数枚が互い違いに生える(互生)。
葉は革質で薄い。
開花時期は10~11月である。
偽球茎(ラン科の植物で地上茎の一部が肥大したもの)の下部から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、3~20輪の花をつける。
萼片と花弁のうち2枚は黄緑色である。
残る1枚の唇弁は白く、紅紫色の斑点が入る。
名の由来は、秋に咲き葉がマメ科の樹木の梛(ナギ)に似ているというところからきている。
別名を乙女梛蘭(オトメナギラン)ともいう。
沖縄に生えるものはやや大型なので大梛蘭(オオナギラン)として分離された。
属名の Cymbidium はギリシャ語の「cymbe(舟)+eidso(形)」からきている。唇弁の形から名づけられた。
種小名の javanicum は「ジャワ島の」という意味である。
変種名の aspidistrifolium は「盾(aspidistra)のような葉の」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Cymbidium javanicum var. aspidistrifolium


★この模様見てほしいのよどうかしら
 乙女梛蘭着飾るように
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by ryudesuyo5 | 2011-11-10 05:22 | 秋の花

アフリカン・マリーゴールド

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アフリカン・マリーゴールド(African marigold)はキク科センジュギク属(タゲテス属)の一年草である。
和名は千寿菊(センジュギク)という。
原産地はメキシコである。
スペイン人によってメキシコから持ち帰られたものが北アフリカで野生化した。
草丈は30~100センチくらいである。
茎は直立し、上部で枝分かれをする。
茎に毛は生えていない。
葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は披針形である。
小葉の縁には黒点が並び、臭気がある。
開花時期は6~11月である。
茎先に花径が5~10センチくらいある大きなボール状の花を1輪ずつつける。
花の色は黄色ないし橙色である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Tagetes はギリシャ神話に登場する神の名「タゲース(Tages)」からきている。
種小名の erecta は「直立した」という意味である。
写真は6月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Tagetes erecta


★大きくてボールのような花つけて
 夏の暑さに負けることなく
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by ryudesuyo5 | 2011-11-03 12:48 | 秋の花