カテゴリ:夏の花( 212 )

山粟(ヤマアワ)

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山粟(ヤマアワ)はイネ科ノガリヤス属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、草地や河原、海岸の砂地などに生える。
海外では、北半球の温帯に広く分布する。
草丈は50~150センチくらいである。
葉は線形で長さが20~50センチあり、両面がざらつく。
開花時期は7~9月である。
茎先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を真っ直ぐに出し、白っぽい緑色の小穂をつける。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
和名の由来は花序が粟(アワ)に似て山地に多いことによるが、食用にはならない。
属名の Calamagrostis はギリシャ語の「calamos(アシ)+Agrostis(コヌカグサ属)」からきている。
種小名の epigeios は「地上の」という意味である。
写真は8月に旭山動物園で撮った。
学名:Calamagrostis epigeios


★山粟と名づけられしが三年目
 食うに食えずと知りつ無体な

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by ryudesuyo5 | 2013-08-10 14:07 | 夏の花

犬雁足(イヌガンソク)

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犬雁足(イヌガンソク)はイワデンダ科コウヤワラビ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、低地や山地の林の中や道端などに生える夏緑性のシダ植物である。
海外では朝鮮半島、中国、ヒマラヤに分布する。
雁足(ガンソク)というのは草蘇鉄(クサソテツ)の別名である。
草蘇鉄(クサソテツ)は若芽を屈(コゴミ)といい、山菜として人気がある。
これと胞子葉の形が似ているが食用にはならないというのが和名の由来である。
草丈は50~100センチくらいである。
栄養葉は羽状複葉で深い緑色をしており、艶はない。
羽片は幅の狭い披針形(笹の葉のような形)である。
胞子葉は羽片が裏側に反り返り、丈夫で硬い。
胞子葉は秋に出て冬も残る。
属名の Onoclea は、ローマ時代の医師ディオコリデス(Dioscorides)が用いた植物名が転用された。
種小名の orientalis は「東方の」という意味である。
写真は8月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Onoclea orientalis


★山地にしか生えないシダに出会ったよ
 晴れ間をぬって来た甲斐あった

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by ryudesuyo5 | 2013-08-03 16:05 | 夏の花

玉蜀黍(トウモロコシ)

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玉蜀黍(トウモロコシ)はイネ科トウモロコシ属の一年草である。
原産地はメキシコなどである。
稲・小麦とともに世界の三大穀物の1つとなっている。
日本へは16世紀にポルトガル人によって四国にもたらされた。
また、明治時代の初期にアメリカから北海道その他に導入された。
草丈は1~4メートルくらいである。
葉は大形で、幅の広い線形をしている。
開花時期は5~8月である。
雌雄同株である。
茎先に雄花穂をつけ、茎の中ほどの葉の脇に雌花穂をつける。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
結実期は7~9月である。
ピュアホワイトという甘味白色種なども生まれている。
俳句の季語は秋である。
属名の Zea はイネ科植物の1種のギリシャ名で、トウモロコシ属に転用された。
種小名の mays はトウモロコシの南アメリカでの現地語からきている。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Zea mays


★伸びた穂を首を伸ばして眺めても
 まだ届かない玉蜀黍は

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by ryudesuyo5 | 2013-08-02 14:41 | 夏の花

姫酸葉(ヒメスイバ)

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姫酸葉(ヒメスイバ)はタデ科ギシギシ属の多年草である。
原産地はヨーロッパである。
北半球の温帯地域に広く分布し、日本にも帰化している。
北海道から沖縄にかけて分布し、道ばたや荒れ地、田畑などに生える。
北海道のブルーリストではA3ランク(北海道に定着しており、生態系等への影響が報告または懸念されている外来種)に指定されている。
草丈は20センチから50センチくらいである。
根際から生える葉は矢尻形で先が丸く、幅が狭くて小形である。
葉はシュウ酸を含み、酸味がある。
雌雄異株である。
開花時期は5月から7月である。
花茎の先に数100個の小さな暗い紅色の花をつける。
種子のほか地下茎によっても増え、繁殖力が強い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Rumex はラテン語の「rumex(槍の1種)」からきている。スイバの葉の形をたとえたものである。
種小名の acetosella は「スイバに似て小形の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Rumex acetosella


★いかにもの面構えした姫酸葉
 油断をすれば雑草天国
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by ryudesuyo5 | 2013-06-30 15:46 | 夏の花

アネモネ・ビルギニアナ

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アネモネ・ビルギニアナはキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草である。
原産地はアメリカ合衆国東部のバージニア州で、岩場や草原に生える。
流通名を春咲き秋明菊(ハルザキシュウメイギク)という。
英名はトールアネモネ(tall anemone)である。
草丈は30~80センチくらいである。
茎には毛がたくさん生えている。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)、向かい合って生える(対生)。
小葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~7月である。
花径は3センチくらいで、5枚の花びら(萼片)は白っぽく、緑色を帯びている。
花の中心は黄緑色をしている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Anemone はギリシャ語の「anemos(風)」からきている。
種小名の virginiana は「バージニアの」という意味である。
写真は6月に野田市の清水公園で撮った。
学名:Anemone virginiana


★にょっきりと緑の棒がアクセント
 愛嬌のある花びら見せて
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by ryudesuyo5 | 2013-06-18 16:07 | 夏の花

金空木(カナウツギ)

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金空木(カナウツギ)はバラ科コゴメウツギ属の落葉低木である。
日本固有種で、フォッサマグナ要素の植物である。
本州の関東地方から中部地方にかけて主に太平洋側に分布し、山地に生える。
樹高は1~2メートルである。
よく枝分かれをし、枝は細い。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉は3つから5つに浅く裂ける。
葉の先は尾状に尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~6月である。
枝先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、花径5ミリくらいの小さな白い花をたくさんつける。
花弁は5枚、萼片も5枚である。
雄しべは20~25本あり、近縁種の小米空木(コゴメウツギ)の10本より多い。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Stephanandra はギリシャ語の「stephanos(冠)+andron(雄しべ)」からきている。雄しべが冠状に残ることから名づけられた。
種小名の tanakae は博物学者「田中芳男(1838-1916)さんの」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Stephanandra tanakae


★白花は目立たないけど金空木
 今が季節と身を着飾って
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by ryudesuyo5 | 2013-06-16 14:18 | 夏の花

深山半鐘蔓(ミヤマハンショウヅル)

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深山半鐘蔓(ミヤマハンショウヅル)はキンポウゲ科センニンソウ属の蔓性多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、低山から高山にかけての林の縁や礫地に生える。
海外では、サハリン、カムチャツカ、シベリアなどにも分布する。
草丈は30~100センチくらいである。
茎は木質化をする。
葉は2回3出複葉で、向かい合って生える(対生)。
3出複葉というのは三つ葉のことである。
3本に枝分かれした先にそれぞれ三つ葉をつけて1枚の葉となる。
小葉の形は卵形で、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質は薄い。
開花時期は6~8月くらいである。
葉の脇から柄を伸ばし、花径3センチくらいの濃い紫色の花を下向きに1輪ずつつける。
4枚の花弁のように見えるのは萼片で、縁には白い軟毛が生える。
萼片の内側に、萼片より短い花弁が10数枚ある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、半鐘に似た蔓性の花で山地に咲くことからきている。
属名の Clematis はギリシャ語の「clema(若枝)」の縮小形である。長い柔らかい枝でよじ登ることから名づけられた。
種小名の alpina は「高山に生える」という意味である。
亜種名の ochotensis は「オホーツク地方の」という意味である。
写真は4月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Clematis alpina subsp. ochotensis


★幅広く垂れた釣鐘ずんぐりと
 無骨だけれど山に咲く花
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by ryudesuyo5 | 2013-06-12 14:12 | 夏の花

姫沙羅(ヒメシャラ)

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姫沙羅(ヒメシャラ)はツバキ科ナツツバキ属の落葉高木である。
日本固有種である。
本州の神奈川県から九州にかけて分布し、山地に生える。
また、庭木とされる。
夏椿(ナツツバキ)は別名を沙羅の木(シャラノキ)という。
それよりも花も葉も小さいというのが和名の由来である。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
樹皮は滑らかで淡い赤褐色をしており、成長すると鱗片となってはがれ落ちる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には低いぎざぎざ(鋸歯)があり、葉の両面に毛が疎らに生える。
開花時期は6月から8月である。
葉の脇に花径2センチくらいの小さな白い花をつける。
花弁と萼片は5枚ずつある。
花の後にできる実は硬いさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、10月から11月ころに熟して5つに裂ける。
材は器具材、彫刻材などに利用される。
属名の Stewartia はイギリス人の政治家で植物愛好家であった「ジョン・スチュワート(John Stuart, 1713-1792)さん」の名からきている。
種小名の monadelpha は「単体の雄しべの」という意味である。
藪椿(ヤブツバキ)と同様に花弁と雄しべはつけ根の部分で合着している。
写真は6月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Stewartia monadelpha


★群れ成して箱根に生える姫沙羅の
 花を見る日を楽しみに待つ
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by ryudesuyo5 | 2013-06-10 16:09 | 夏の花

梯梧(デイゴ)

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梯梧(デイゴ)はマメ科デイゴ属の落葉高木である。
沖縄と小笠原諸島に分布する。
沖縄が分布の北限である。
また、小笠原のものは固有種(Erythrina boninensis)と考えられてきたが、最近では同種と見なされている。
沖縄県では県花とされている。
なお、鹿児島県の県花とされているのは近縁種のアメリカ梯梧(アメリカデイゴ)である。
海外では、台湾、中国、フィリピン、タイ、カンボジア、インド、南太平洋などにも分布する。
樹高は10メートルから15メートルくらいである。
幹や枝には太く鋭い棘が生えてい
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生え(互生)。
小葉の形は卵形である。
開花時期は4月から5月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、鮮紅色の蝶形の花をつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Erythrina はギリシャ語の「erythros(赤)」からきている。花の色からつけられた名である。
種小名の variegata は「斑入りの」という意味である。
写真は6月に木場公園で撮った。
学名:Erythrina variegata


★咲き方が梯梧と違って見えるけど
 名札を信じて載せてみようか
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by ryudesuyo5 | 2013-06-09 16:15 | 夏の花

野原風露(ノハラフウロ)

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野原風露(ノハラフウロ)はフウロソウ科フウロソウ属の多年草である。
ヨーロッパの中部からヒマラヤ山脈の西部にかけて分布する。
学名のゲラニウム・プラテンセで表示するものもある。
草丈は50~120センチくらいである。
葉は手のひら状に深く切れ込み、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5~7月くらいである。
茎先に花径4センチくらいの青紫色をした盃状の花をつける。
花弁数は5枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」に由来する。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の pratense は「草原に生える」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Geranium pratense


★いろいろな種類があるね風露草
 はるばるようこそヨーロッパから
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by ryudesuyo5 | 2013-06-07 17:35 | 夏の花