サボン草(サボンソウ)はナデシコ科サボンソウ属の多年草である。 シャボン草(シャボンソウ)とも呼ばれる。 原産地はヨーロッパで、雑草として広く分布している。 全体にサポニンが多く、古くから洗剤として利用されてきた。 英名はソープワート(soapwort)である。 ワートは雑草のことである。 日本には明治のはじめに渡来した。 観賞用として栽培されたが、現在では北海道、本州、四国で野生化している。 草丈は40~60センチくらいである。 葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。 開花時期は6~9月である。 茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、淡い紅色ないし白い五弁花をつける。 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。 乾燥した根は薬用ともされ、去痰や慢性皮膚疾患に用いられる。 属名の Saponaria はラテン語の「sapo(石鹸)」からきている。粘液質の汁が水に溶けると泡が出ることから名づけられた。 種小名の officinalis は「薬用の」という意味である。 写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。 学名:Saponaria officinalis ★可憐なる花びらつけてサボン草 どんどん咲くよお転婆娘 植物図鑑 花図鑑 |味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
by ryudesuyo5
| 2012-08-16 13:35
| 夏の花
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