狸蘭(タヌキラン)はカヤツリグサ科スゲ属の多年草である。 「蘭」の名前がつけられているが、ラン科ではない。 「狸」のほうは、果穂をタヌキの尻尾に見立てたものであるという。 別名を狸萱(タヌキガヤ)ともいう。 日本固有種である。 北海道の南西部から本州の中部地方にかけて分布し、山地の湿った斜面などに生える。 草丈は30~100センチくらいである。 葉は根元から束になって生える(束生)。 広い線形で長さは20~30センチくらい、幅は5~10ミリくらいである。 葉脈は平行で、先は尖る。 開花時期は5~7月である。 花の色は紫色を帯びた褐色である。 3~6個の小さな花が穂状につく。 花の後にできる実は小堅果である。 属名の Carex はギリシャ語の「keirein(切る)」からきている。葉が鋭いことから名づけられた。 種小名の podogyna は「柄ある雌しべの」という意味である。 写真は4月につくば植物園で撮った。 学名:Carex podogyna ★面白い名前もらった狸蘭 風もないのにゆらゆら揺れて 植物図鑑 花図鑑 |味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
by ryudesuyo5
| 2012-05-17 15:20
| 夏の花
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