キャベツ(cabbage)はアブラナ科アブラナ属の一年草である。 甘藍(カンラン)、玉菜(タマナ)などの和名があるが、今ではあまり使われない。 原産地は西ヨーロッパである。 古代ギリシャ・ローマの時代から胃腸の調子を整える保健食とされた。 結球するタイプのものは13世紀ころから登場し、その後も品種改良がくり返された。 日本へは江戸時代にオランダから渡来した。 しかし、それは甘藍(カンラン)と呼ばれ、観賞用に栽培された。 食用として栽培されるようになったのは明治以降のことである。 キャベツは本来は秋に芽生え、春に開花する植物である。 したがって夏の高温には弱く、冷涼な地域でいわゆる高原野菜として栽培されている。 結球時には、中心に近い葉ほど内側を向き、外側になるに連れて外を向く。 茎はほとんど伸びない。 花を見ることは少ないが、結球できなかった株を放置すると、花茎が伸びて菜の花が咲く。 属名の Brassica はキャベツの古いラテン名からきている。 種小名の oleracea は「食用蔬菜の」という意味である。 変種名の capitata は「頭状の」という意味である。 写真は11月につくば植物園で撮った。 花の写真は4月につくば植物園で撮った。 学名:Brassica oleracea var. capitata ★改めて育ち盛りの姿見る きゅっと結ぶはまだ先なのか 植物図鑑 花図鑑
by ryudesuyo5
| 2011-10-25 12:01
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