現の証拠(ゲンノショウコ)はフウロソウ科フウロソウ属 の多年草である。 北方領土を含む北海道から沖縄にかけて分布し、草地や道端に生える。 花の色は西日本では紅紫色が多く、東日本では白や淡い紅色のものが多いという。 海外では、朝鮮半島や台湾にも分布する。 草丈は30センチから50センチくらいである。 茎は地を這い、下向きの毛が生える。 葉は手のひら状に3つから5つに裂け、互い違いに生える(互生)。 葉の柄は長く、つけ根の部分に1対の托葉(葉のつけ根にある付属体)がある。 開花時期は7月から10月である。 葉の脇から出た花柄の先に小さな5弁花をつける。 雄しべは10本ある。 雌しべの花柱の先は5つに裂ける。 萼片は5枚である。 花の後には5つの球形の種子ができる。 全草にタンニンを含み、干したものを煎じて下痢止め、健胃薬とする。 名の由来は、飲むとすぐ効くので「現の証拠」である。 別名を御輿草(ミコシグサ)という。 これは実の裂けた姿を御輿の屋根に譬えたものである。 俳句の季語は夏である。 写真は7月に上高地で撮った。 ここには西日本タイプと東日本タイプの両方があった。 学名:Geranium thunbergii(=Geranium nepalense subsp. thunbergii) ★顔を出す紅紫の花姿 頬を緩めてじっと眺めて 今日の花ドットコム 花図鑑
by ryudesuyo5
| 2010-07-31 04:50
| 夏の花
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