夕化粧(ユウゲショウ)はアカバナ科マツヨイグサ属の多年草である。 原産地は北アメリカ南部から南アメリカにかけた地域である。 日本へは明治時代に渡来した。 観賞用に持ち込まれたが、現在では野生化している。 本州の関東地方から西に分布し、道端や空き地、川原などに生える。 白粉花(オシロイバナ)の通称も「夕化粧」で紛らわしいため赤花夕化粧(アカバナユウゲショウ)の名で区別することもある。 草丈は20センチから60センチくらいである。 茎には柔らかい毛が生える。 葉は互い違いに生える。 長さは3センチから5センチ、幅は1せんちから2センチの広い披針形である。 葉の周りには浅いぎざぎざの鋸歯があり、波打っている。 根元から生える葉には不規則な切れ込みが入ることもある。 開花時期は5月から9月である。 茎の上部の葉の脇に淡いピンクの花をつける。 花径は10ミリから15ミリくらいで、花びらは4枚ある。 花びらの先は丸くなっている。 花びらには濃い紅色の筋が入り、中心部は黄緑色である。 雄しべは8本あり、花粉のある葯の部分は白い。 雌しべの先端は紅色で4つに裂け、十字状になる。 名の由来は夕方から咲くことによるが、現在では昼間から咲いている。 写真は5月に埼玉県春日部市で撮った。 学名:Oenothera rosea ★ほんのりと染めた紅色誰のため 夕化粧咲く緑の中に 今日の花ドットコム 花図鑑
by ryudesuyo5
| 2010-05-07 07:19
| 春の花
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